感応同苦・感応同悲・感応同喜

感応同苦・感応同悲・感応同喜

芳村思風一語一会 vol.4333
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感応同苦・感応同悲・感応同喜
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今までは、共感同苦・共感同悲・共感同喜でした
同じ苦しみを共感する、悲しみを共感するでした
共感よりさらに、レベルアップしたものが感応です。
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感応は、理屈を超えたもの。
仏教用語に「感応妙」や「感応道交」という言葉もあります。

理性は短所や違いを探す。
感性は長所や同じ所を探す。

違いを探すから、対立がおこる。
同じを探して、共感するのは感性。

人間の本質は、こころ。
理屈じゃない心が欲しい。

心が満たされたいと願っている。
「心をあげる」とはどういうことか?

誰もがみな自分の気持ちをわかって欲しいと願っている。
「そうか、そんなに辛かったのか。
わかってあげなくてごめんね」
「そうだよな~。わかるよ」と受け止めること。
気持ちを理解してあげること。
「がんばれ!」ではない。
「そうか、そんなに苦しかったのか~」
と苦しみを共に感じること。

許してあげる、
待ってあげる、
好きになってあげる、
認めてあげることが
心をあげるということ。

心は、満たされきることはない。
なぜなら求めるものは、人それぞれ違うから。

お互いに「どうして私の気持ちをわかってもらえないのか?」と思っている。
誰もがみな「私のことなんか誰もわかってくれない」と思っている。

なぜか。
自分が思っているように、愛されはないから。

親は、どんなに努力しても、
子どもは「父親も、母親も、オレのことをわかっていない」
と感じている。
子どもが思っているようには、子どもを理解していないから。
それは、子どもが求めるものと、
父母が思っていることには、必ず差があるから。

男女の関係においても同じ。
男性がどれだけ女性を愛しても、女性は満たされることはない。

女性がどれだけ男性のことを愛しても、
男性は満たされることはない。
それは、男性が求めるものと、
女性が求めるものが違うから。

長年連れ添った夫婦でも、言わなければ伝わらないことも多い。
「それくらいわかってくれよ」でけんかになってしまう。
お互いがお互いのことをわかる努力をする。伝える努力をする。

「これだけ愛しているのに・・・」
と思った瞬間から、押し付けになる。

「これでいいのか・・・」
「こうしたら喜んでくれるかな・・・」
と悩む心に「愛」がある。
一緒に苦しみ、一緒に悲しみ、一緒に喜ぶことで、
心が通じるのです。

共鳴・共振・共感から感応へ

               

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~芳村思風 46の言葉~より

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Source: 芳村思風 感性論哲学の世界