今月のテーマは「異和感」について
一体、この異和感の心情、感情というものは、どのような構造で命から湧いてくるものなのか?異和感はどういう構造で湧いてくるものなのか?
感性論哲学の体系からすると、
命の本質も感性であり、人間の本質も、宇宙の本質も感性
感性がすべての存在の本質を形成する根本原理であると、感性論哲学では考える
感性の本質とは何なのか?これまでは感受性だという風に理解されていた
だけども、感性というものを本格的に存在として研究していくと、感性の本質は感受性ではない
感性の本質は求感性
感性論哲学独特の言葉使い。
感性というものは人間だけが持っているのではなく、すべての動植物が生きる力として感性のちからとして持っている
植物の芽が水を求めて伸びていく、光を求めて伸びていく、ツタが自分の体を支えるものを絡んで伸びていく、そういう姿を見れば、感性の働きというのがいかに能動的で積極的な働きであるかということが、確実にわかる
決して感性というのは、受動的な刺激を感受性するものではなく、自ら生きるために必要なものを積極的に感じ取ろうとすることが感性の本質
現象ではなく存在として研究した結果わかってきたもの
求感性は生物学者も生理学者も誰も知らない、感性に対する新しい理解の仕方です
欲求の強さと意志の間には理性が介在していて、理性的な決断というものが加わることによって、単なる欲求ではなく人間的な意志が出てくると感性論哲学では説明しています