今ここを生きること
芳村思風一語一会 vol.5058 ☆☆☆☆☆ 今ここを生きること ☆☆☆☆☆ 基本的に死ぬの生きるのという議論や、 死生観について話すことは、迷妄、迷いの中にある。 死を忘れ、生を忘れて、今ここを生きる。 「眼中生死なし。ただ道あるのみ」 生きるということは「必死」なんです。 生きていれば、必ず死にます。 「必死必生」とは、今を生き切るということです。 死を覚悟したと言う言葉は、 死を受け入れていない証 無我になれ!と言っている人は 無我になっていない 無我をめざすことはできるが 無我にはなれない 「死生は度外に置くべし。 世人がどう是非を論じようと、 迷う必要は無い。」 (吉田松陰) 私たちの使っている言葉には限界がある。 言葉によってすべて表現できるわけではない。 禅の世界ではこれを「不立文字」といいます。 更に、言葉で表現しようとしたり、 思考の中でとらえようとすることをやめること。 どのような言葉で表現しようとも、 その言葉から類推されるものは、 すべて想像に過ぎないのです。 言葉に限界があり、 そして体験にも限界があります。 ただ、目の前のことを行うのみです。 しかし、これも言葉での説明です。 限界があるのです。 「人生2度なし」 という言葉も受け止めたうえで これを越える 2度ないというこだわりを捨てる 2度あるかないか 1度きりか どっちでもいい あるのは今 今しかない 今ここを生きること やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・ ●芳村思風先生の勉強会 ・6月3日(土)東京思風塾 13:00~15:30 ZOOMとリアル開催 ※北千束の事務所でリアル開催 20名限定参加者募集 参加費:5,000円 ※ZOOM 参加も可 ※終了後先生の誕生会 ・ 6/10(土) 大阪講演会 13:30~16:30予定 茨木福祉文化会館 参加費:5,000円 ※お問い合わせ 思風庵哲学研究所
Source: 芳村思風 感性論哲学の世界