愛を原理に成長する

芳村思風一語一会 vol.5113 ☆☆☆☆☆ 愛を原理に成長する ☆☆☆☆☆ 成長の原理は、 「競争して勝つこと」 から 「協力して力を合わせる」 に変わる 「統一」 から 「統合」 に変わる。 「統一は悪」 であり 「統合は愛」 経済面や社会面などが、 この成長の原理に変わるのには、 全人類の人間性の成長や 愛を能力と考えた教育システムの構築を含めて、 まだ数百年かかると考えられます。 スポーツの世界も勝つことよりも、 「道」の思想をベースに勝つことたけでなく、 お互いに成長することにシフトし、 スポーツを通して技の習得や人間性の成長を 重視するように変わっていきます。 このように変化するには、 まだ100年~200年かかると考えていました。 しかし今回の東京オリンピックでは、 スケートボードやサーフィンの競技の 10代20代の選手たちは すでに国も順位もメダルも超えていました。 大技に挑戦して失敗して4位になった選手を みんなで肩車をしてたたえあい、 素晴らしい演技には、誰もがスタンディングオベーション。 失敗しても挑戦した人には、拍手が鳴りやまない。 そのため競技が中断しているのにオフィシャル スタッフも止めないで一緒になって拍手していました。 空手の型で金メダルを取った後の礼の仕方。 相手の選手だけでなく スタッフの人たちへの敬意の表し方は、 まさに道の思想の表現です。 全人類の人間性の進化と愛の実力を成長させることで、 戦って勝つことから 共に力を合わせることで お互いに成長する世界の実現は、 スポーツの世界から始まっているのかもしれません。 国境の意識がなくなる日は、 若い人たちから始まり、 案外早いかもしれません。 考え方や意見の違いを許し、 受け入れる力が「愛の実力」です。 考え方の違う人間と戦うのではなく、 力を合わせて共に成長すること。 これが、新しい成長の原理なのです。 そしてこの考え方が、 これからの時代のテーマである 「世界平和」へとつながっていくのです。 やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・ ●芳村思風先生の勉強会 ・8月5日(土)東京思風塾 13:00~15:30 ZOOM 参加費:5,000円 ・10月1日(日)思風会全国大会 14:00~ ホテルグランビア広島 詳細未定 ※お問い合わせ 思風庵哲学研究所
Source: 芳村思風 感性論哲学の世界