両義性(りょうぎせい)

芳村思風一語一会 vol.5005
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両義性(りょうぎせい)
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物ごとには、どんなものでも二つの側面があります。
両義性といいます。
臆病な人と慎重な人。
頑固な人と意志が強い人。
優柔不断な人と思慮深い人。
行き当たりばったりと臨機応変。
明るい人と軽い人。
統率力がある人とワンマン。
同じような性格でも、
プラス面を見るのとそうでないのとでは、
全く違ってきます。
人間は、ほめられると、
その人の前ではその面をだそうとして、
ついつい意識してしまいます。
明るい人でも、いつもどんな時でも、
どんな人とでもそうとは限りません。
常にゆらいでいます。
宇宙には、秩序を求める働きがあります。
片方に触れすぎると元へ戻そうとする働きです。
プラスとマイナスがバランスを取り合っているのです。
どんな素晴しい改革も不利益を受ける人間が半分いる。
かといって変化しなければ成長はない。
どんな素晴しい改革でも不利益がいる人が半分いることを自覚して、
その人たちのことを考えながら、改革を進めていくこと。
事件や犯罪があるから、どうすれば事件や犯罪を防ぐことができるか、
減らすことができるかと考えることで、社会は発展するのです。
問題が起こることで、修正すべき点や改善すべきことがわかるのです。
プラス思考だけでなくてもいい、
時にはマイナス思考になるときもある。
プラスもマイナスも含めて、不完全を生きる。
矛盾を内包した真実の世界を生きる。
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・
●芳村思風先生の勉強会
・4月1日(土)東京思風塾
13:00~15:30 zoom
参加費:5,000円
・4月19日(水)名古屋思風塾
18:00~20:00WINCあいち907
参加費:2,000円
※ZOOM 参加も可
※お問い合わせ
思風庵哲学研究所
Source: 芳村思風 感性論哲学の世界