自分探しは、しなくてもいい。
芳村思風一語一会 vol.5039
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自分探しは、しなくてもいい。
ほんとうの自分とは、今日これからつくられていく自分
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現在の自分をつかむためには、
与えられた現実に対して湧いてくる疑問や異和感を通してしかない。
「何がしたいかわからない」というときは、自分自身が、
自分を抑圧して、自分が出せないという状態。
本能の自分を理性の自分がコントロールする2元論的生き方は、人間らしい生き方ではない。
本能・感性から湧きあがってくるものを、
理性を使って、いかに人間らしく、
人の役に立つものにしながら、
やりたいことをするかが、人間らしい生き方。
現実は、他人によって作られた社会
まったく不満も疑問も感じないときは、
まだ個性が磨きだされていない
これまでの学校教育においては、
規制の固定観念、知識だけを与えられ、
今ある知識や常識を覚えることだけに
なってしまっているから
自分が出てくるようになれば
現実のいろいろなところに疑問や納得できないことを感じる
その感覚が、「現実の自分」。
この現実に対して「ちょっとおかしい」
という疑問や異和感を感じることが大切。
これが固定観念を打破するキッカケになる
ほんとうに自分は、理性ではつかめない
感性の実感という理屈を超えた方法でしか自分をつかめない。
異和感を感じるところに、自分の使命がある
自分探しは、する必要はない
ほんとうの自分とは、今日これからつくられていく自分だから。
※異和感とは・・・感性論哲学独自の用語。
辞書では「違和感」。
異和感とは、違うのではなく、異なるだけ。
違いは、正しさを主張しあうので、対立を生む
違いは、間違いではない。
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・
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思風庵哲学研究所
Source: 芳村思風 感性論哲学の世界