本物の人間になる

本物の人間になる

芳村思風一語一会 vol.5708 本物の人間になる人間は生まれたときには動物学上の人類として生まれる。生まれてすぐの赤ちゃんには人格はない。「この赤ちゃんは、人格が深い」ということはないから。人間は生まれてから後に「人間の格」を獲得して人間になる。         人間性は、生まれてから後に何を教え、いかに育てるかによって決まる。         人間が本物になるためには、現実社会の中で人間と人間社会の実態に触れることが必要。そのためには、人間性の基本原理が必要。         本物の人間になるための基本原理1、不完全性の自覚から、にじみ出る謙虚さを持つ(謙虚さ)2、より以上をめざして生きる         (成長意欲) 3、人の役に立つことを喜びとする感性を持つ  (愛)この3つの原理で人間性の基本はできる。         この3つを、常に自分に問い続けること。         感性論哲学の原理原則は「問い」。答えを持ちながら、その答えに縛られず、自分自身に対して常に問い続けることがたいせつ。         「自分の答えが正しい」と考えると答えに縛られ、違う答えは「間違い」となって排除しようとしてしまう。答えを持ちながらも答えに縛られず、実践する中で「これでいいのか」と問い続けることで成長し続けることができる。         人間は完璧にはなれないが、完璧を意識して問い続けることで、永遠に成長することができる。「自分はこれでいい」と、思った瞬間に成長は止まる。         本物の人物になるためには、問いの中から生じた問題を乗り越え、成長し続けること。この3つの原理は、本物の人間になるための必須条件。※「ほんとうの自分が見える55の問い」やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・※芳村思風の講演会・勉強会の案内・3月19日(水)名古屋思風塾18:00~20:00 西区 伝承館参加費:2,000円※思風会 全国大会6月7日(土)午後~広島グランビアホテル100名問合せ思風庵哲学研究所※「感性論哲学 芳村思風」で検索


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