欲も我も捨てなくていい
芳村思風一語一会 vol.4832 ☆☆☆☆☆☆ 欲も我も捨てなくていい ☆☆☆☆☆☆☆ 我を捨てなくてもいい。 理性を使って、
欲や我を人の役に立つものにすればいい。 我は、人間であることの証(あかし)。 欲は、人間である限り捨てることはできないし、
捨てる努力はしなくてもいい。 ただし、欲や我があることを自覚すること。 肉体を持った自己が存在し、 理性を持った自分が存在する限り、 我はでてくるのです。 自覚された我を、小さな「われ」から、 大きな「われ」へ成長させていくことに 人間的成長のプロセスがあります。 肉体がある限り我も欲もなくならない。 小我から大我へ成長させること。 「自分には、我がある」と認めて、 人間にしかない理性を使って、 我をどう活かすか。 人間性の幅を広げる努力をする。 包容力のある人間になる努力をする。 欲も捨てなくてもいい。物欲も捨てなくていい。 欲求・欲望は、命の底から湧いてくるもの。
感性が感じるもの。 湧いてきた欲求や欲望を、理性を使ってより人間的なものにする。 欲求・欲望を満たすためだけだと、 に迷惑をかけたり、人のためにならないこともしてしまう。 人の役に立つように、人に喜んでもらえるものにするために理性を使う。 東洋の道の思想は、物欲を洗練し、 品格のあるものにしていくものである。 我は、自己の存在証明であり、我を捨てれば人間の成長はなくなる。 物欲を捨てれば、文化や文明の発達はなくなる。 欲や我がなくなれば、人間ではなくなる。 大切なことは、我や欲を捨てるのではなく、 すべてを肯定し、自分には我も欲もあると認める。 我をなくす不自然で、無理な生き方をするのではなく、 人間であることに対して素直になること。 「足るを知る」から、 「より高度な足るを知る」をめざしていく。 やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・ ※申し訳ありません 日めくりカレンダーは、完売しました ●芳村思風先生の勉強会 1回だけの参加もOKです ・9月21日(水)名古屋思風塾 18:00~20:00 WINCあいち 参加費:2,000円 ※お問い合わせ 思風庵哲学研究所。
Source: 芳村思風 感性論哲学の世界