信じるに足る自己をつくる

信じるに足る自己をつくる

芳村思風一語一会 vol.4812
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信じるに足る自己をつくる
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確固たる自信を持つためには、
体系的に学ぶことや学問的な根拠を
もつことが必要です。

それが「信じるに足る自己をつくる」
「信じられる自分になる」
「自分を信じて生きる」
という力になるのです。

では「信じられる自分をつくる」とは
どういうことでしょうか。

自信はつけるものではありません。
自信は湧いてくるものです。

心の底から自信をつくるためには
2つの条件があります。

感性の実感において本音で納得できる実践的確信と
学問として原理原則を学んで
根拠を持つことでできる論理的確信です。
どちらが欠けても自信は湧いてきません。

信じるというのは、原理的には理屈を超えたものです。

理屈によって考えて、考え抜いたとき、
感性が「そうだ!」と納得できたとき確信ができます。

よくスポーツ選手が
「やることはやりました。
あとは自分を信じるだけです」
と話すことがあります。
このときは、
まだ完全に自分を信じきれていない状態だから
「信じなければいけない」と
無意識に自分に言い聞かせているのかもしれません。

やりきった感があれば、それが根拠となって
「できる限りのことはやりました。
あとはやるだけです」
と言い切ることができ、
実践への勇気と自信が湧いてくるのです。

経営者の場合でも、
豊富な実践体験の積み重ねだけでは、
確固たる自信にはなりません。

実践体験にしっかりした学問的な根拠があれば、
自信ができあがります。
学んで学問的根拠をもって、
さらに実践し失敗を繰り返すことで、
ぐらつかない自信ができあがります。

自信とは、自分を信じると書きます。

理性的根拠の上に、
肉体を使って感性が納得したとき、
自分を信じることができ、
ほんとうの意味での自己実現ができるのです。
信じるものが自分の外にあるときは、
人間として内面的に充実した人生は歩めません。

宗教においても
自分の外にある神を信じる状態ではなく、
神の力が自分の命から湧いてくる
と信じきったとき、
人間としてほんとうの自信をもって
生きることができるのです。

やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・

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思風庵哲学研究所。


Source: 芳村思風 感性論哲学の世界