対立が教えてくれるもの

対立が教えてくれるもの

「違いと間違いは違う」

考え方は違っていて当然です

違うから戦う、対立するでは、いつまでたっても平和な世の中はできません。

まったく同じなんてありえません。

違うから「排除」するではなく、

違いを認めて、相手の考えの良いところを取り入れて、

さらに良いものをつくることを目指さなければ、対立はなくなりません。

そんなこと現実にはムリ、と考えるのは理性で考えるからです。

違いを許し、受け入れ、包み込み力が、愛の力です。

 

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対立とは、今自分が成長するために必要なものを

持っている人間が誰であるかを教えてくれる現象

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同じ考え方の人と一緒にいることは楽しいことです。

同じ価値観の人と一緒に仕事をすると効率がよくなります。

しかし同じ考え方の人ばかりだと成長することができません。

成長するためには、自分にないもの持っている人から学ぶことが必要です。

対立している相手は敵として考えています。考え方が違うから対立します。

考え方の違う人、価値観の違う人というのは、自分にないものを持っている人です。

 

「対立」にも意味と価値があります。

「対立とは、自分にないものを持っている人間が誰であるかを教えてくれる」現象です。

 

対立する相手を「自分にはない何を持っているのだろう、

何を学べばいいのだろう」という目で見ることで、関係性は変わります。

 

自己の成長とは、自分にはないものを持っている相手から学ぶ努力をすることから生まれます。

だから「対立とは、今自分が成長するのに必要なものを持っている人間が誰かということを教えてくれている現象」なのです。

 

対立から学ぶこと。対立から逃げないこと。

相手から学ぼうとすることが「愛」なのです。

 

これが対立を乗り越えていくための新しい考え方なのです。

 

これが、対立の新しい解釈です。

 

「人間関係10の原則」より


Source: 芳村思風 感性論哲学の世界