自分らしく生きるとは

自分らしく生きるとは

芳村思風一語一会 vol.4488
30代の男性がこんな話をしていました。
「私は、今まで自分らしく生きてきました。
これからも自分のしたいことをして
生きていこうと思います。
でも、ほんとうにこれがということがありません。
今の自分は、ほんとうの自分じゃないんです。」

感性論哲学は、感性の実感の哲学です。
この話を聞いてどう感じましたか?

「自分のしたいことをして生きる」とは
「自分らしく生きる」とは
「ほんとうの自分」とは
「自分らしさ」とは、
なんでしょうか。

答えはありません
他人お答えを参考にする必要もありません
自分がどう感じるかです

☆☆☆☆☆
自分らしく生きる
☆☆☆☆☆
自分らしく生きるとは、
自己実現・自己完成・自己創造の
人生を生きることです。

自己を実現するとは、
何を実現するのか。

ほんとうの自分とは何か。

(本来「ほんとうの自分や
ウソの自分という表現は、おかしい。
2元論で考えるから、
ほんとう・ウソ、正しい・間違いとなります。
今までは、本能の自分と理性で考える自分
という2元論で考えてきたので
このような言葉や考え方がでてきたようです。)

理性では、ほんとうの自分はつかめません。
理性でつかめるのは「変わらない自分」です。

心理学などの自己分析や
タイプ別にわけることでは
「ほんとうの自分」は、つかめません。

人間は成長するものです。
ほんとうの自分とは、
成長していく自分です。

自分探しは必要ないのです。
自己実現を考えるとき大切なことは、
何を実現することが
自己を実現することなのか、
という問題です。

ほんとうの自分とは、
命の底から湧いてくる欲求です。

成長する自分は3つに分けて考えます。

1.意志によって創っていく自分
(「人生における3つの問い
を自分に問いかける)

イ.どんな人間になりたいか (在る)
ロ.どんな仕事がしたいか  (為す)
ハ.将来どんな生活がしたいか(成る)

答えを持ちながら、
答に縛られず、
さらに自分に問いかけ続けることです。

2.出会いによって創られていく自分

先生などの人との出会い、
本との出会い、
出来事との出会いが
人生を変えるキッカケになります。
長所を伸ばす努力をする。
自分で伸ばせるのは、長所だけです。

3.現在の自分
今、目の前にある仕事に全力を尽くすこと。

その中で感じる「何かおかしい」
「ここをもう少し何とかできないか」
という現実への異和感に人生をかけて、
創意工夫をしてみる。
自分の持っている限界へ挑戦する。

感性が行動のエネルギーです。
命から理屈抜きに湧いてくる欲求欲望が
行動力につながります。
限界への挑戦を続けることで、
理性の限界を越えたとき、
ほんとうの自分が出てきます。

「風の思い」より

やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・

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コロナの感染状況で変わることがあります
勉強会や講演会、詳しくは、主催者までご確認ください
1回だけの参加もOK

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18:00~20:00 WINCあいち
参加費:2,000円

※お問い合わせは
思風庵哲学研究所

 


Source: 芳村思風 感性論哲学の世界