愛の本質とは何か  空間論的本質2

愛の本質とは何か  空間論的本質2

芳村思風一語一会 vol.5324 
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愛の本質とは何か 
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■愛の空間論的本質 
(2)愛とは矛盾を生きる力である 
 
この考え方の違う人と共に生きることを 
「矛盾を生きる」という。 
理性は矛盾を排除する。 
理性で考えると、考え方の違う人と共に生きることはできない。 
同じ考え方でないと、 
相手を説得して、同じ考え方に変えようとする。 
 
愛は、理屈を超える力。 
愛は、理性を超える力。 
愛は、考え方の違う人と共に生きる力。 
愛は、民族の違う人と共に生きる力。 
愛は、宗教の違う人と共に生きる力。 
愛は、価値観の違う人と共に生きる力。 
 
考え方が違っていることを矛盾しているという。 
 
愛は、考え方の違う人と共に生きる力なので、 
愛は矛盾を生きる力。 
 
今、人類に一番必要な力が、この矛盾を生きる力。 
 
理性は矛盾を排除する。 
だから理性で考えると考え方の違いや宗教の違いう人は、敵。 
理性だけで考えるから対立し、争っている。 
考え方や宗教の違う人と一緒に生きる力が愛。 
だから愛は、矛盾を生きる力。 
 
愛は、男と女や違う者が愛しあう世界。 
違いを認めなければ愛しあうことはできない。 
この違いを許し、認め、矛盾を生きることが愛。 
だから愛は、考え方の違う他者と共に生きる力。 
 
この矛盾を生きる愛の力が、 
離婚の激増を食い止め、 
幼児への虐待を無くすための力。 
 
幼児の虐待は、親が言うことを聞かない子どもに、 
体罰を加えたり、怒鳴って、 
自分の思うように動かそうとすることから始まる。 
 
これは親にとって従順な子どもにしようとしているだけ。 
愛ではなく、支配であり強制。親の身勝手。 
 
子どもは新しい時代をつくるために生まれてくるす。 
教える以上に大切なことは育てること。 
子どもに親の考え方を強制せず、 
反抗を許し、反抗を利用しながら個性を引き出すことが、 
理屈を超えた親子の愛。 
 
宗教の違いで対立し戦争をしている人たちは、社会性がないということになる。 
社会性がないということは、人間性がないということ。 
 
人間性がないということは、人間ではないということ。 
人間ではないから、人が殺せる。 
 
宗教戦争が絶えることがないのは、 
この愛の哲学的本質に気づいていないということ。 
 
同じ考え方の人とだけで生きていけるのなら、愛は必要ない。 
理性だけで生きていくことができる。 
 
成長するということは、自分にないものを持っている相手から学ぶこと。 
どちらかが上とか下とかではなく、 
お互いに学びあうことが大切。 
学びあうことで成長する。 
 
違うからパートナーシップをつくることができる。 
これが「愛の実力」。 
 
対立は、自分にないものを相手が持っているということ。 
対立は、今自分が学ばなければいけないものを持っている人が 
誰であるかを教えてくれる現象。 
 
だから愛するとは、学ぶこと。 
 
愛の実践的原理は、努力。 
相手のために努力できるということは、愛があるということ。 
 
愛の空間論的本質は、 
考え方の違う人と共に生きる力であり、 
矛盾を生きる力。 
 
 
 
「人間関係10の原則」 
~愛の実力を育てる~ 
 
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・ 
 
 
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Source: 芳村思風 感性論哲学の世界