国境を越える

国境を越える

 

芳村思風一語一会 vol.4973 ☆☆☆☆☆☆ 愛国心を越える ☆☆☆☆☆☆ 「今の日本人の若者は愛国心がない」いう声をよく聞く。 現象に対するマイナスの評価です。 解釈を変えてみると、どうなるか。 自分の国のみを大事に思うような小さな愛国心というものを持っている限り、 戦争はなくならない。  21世紀の日本人は、アメリカ人に代わって世界の指導者となり、 全人類を夢多き未来に導いくという使命が、与えられている。 人類のため、世界のために貢献するという生き方をするためには、 小さな愛国心を持っていると、 人類のために生きるという使命を果たすことができない。  今の日本の若者たちは、日本が求められている歴史的使命を果たすために、 彼らは小さな愛国心を超えたのです。 愛国心をなくしたのではない。 彼らは今、愛国心よりも人類愛に生きようとしている。  このような精神の成長が、愛国心がないような現象をつくりだしている。  日本人こそ、これからの世界を背負って人類のため、 世界のために貢献する生き方をしなければいけない。 国益優先の小さな愛国心を持っていたら、人類のために働くという活動ができない。  愛国心というものを超えて、若者たちは人類愛に目覚めてしまった。 愛国心がなくなり情けないとも言われますが、彼らは国境を越えたのです。 人類愛に生きようとし、世界のために貢献しようとしているのです。  東京オリンピックのスケートボードで、 難しい技に挑戦して、失敗し4位になった岡本選手に 日本だけでなく、 各国の選手が駆け寄り胴上げしているシーンがあった。  「これから人類は、成長の原理は、対立と競争から 愛を原理に、力を合わせて共に成長することに変わっていく。 愛とは統合のこと 統合とは、それぞれの個性を残しながら 力を合わせ、教えあい、たすけあい、協力しあうこと」   スポーツの世界から、国境がなくなっていくかもしれない。  何世紀か先には、国別対抗がなくなる 国境がなくなれば、「国家のために」がなくなる   この愛を能力として考え、 違いを許し、 違いを受け入れ、 違いから学び 違うから、たすけてもらえる 違うから、たすけることができる ということが 全人類共通の意識となったとき 争いや戦争はなくなる  このような考え方は、すぐには受け入れられないかもしれない 理想論だと言われるかもしれない  理性で考えたものではなく、 心の底から湧いてくる理想論を唱え、 それに向かってどうすれば実現できるかを考える  哲学は、現状にとらわれず、未来を語る力。 いま哲学者だけでなく、政治家にも 「国家百年の大計」を語る人がいない  核なき世界を実現するためには、 戦争なき世界の実現をめざす 日本が世界平和の中心となり 放射能の無害化から有効利用の技術の開発をはじめとした 科学技術文明の集大成をおこない、 世界のリーダーになる時がきている    やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・     ●芳村思風先生の勉強会 ・3月4日(土)東京思風塾 13:00~15:30 ZOOM講座 参加費:5,000円  ・3月15日(水)名古屋思風塾 18:00~20:00 WINCあいち 参加費:2,000円  ※お問い合わせ 思風庵哲学研究所。  


Source: 芳村思風 感性論哲学の世界