対立を超える

対立を超える

芳村思風一語一会 vol.4439

東京オリンピックは、

いろいろと問題もありましたが、

時代の変化を感じさせる

出来事がたくさんありました。

 

成長の原理は、

「競争して勝つこと」「

統一」から

「協力して力を合わせる」

「統合」

に変わります。

 

成長の原理が変わるのには、

まだ数百年かかると考えられます。

スポーツの世界は、

まだまだ勝つことに重きが置かれ、

このように変化するには、

まだ100年~200年かかると考えていました。

しかし今回の東京オリンピックでは、

 

スケートボードやサーフィンの競技で、

特に10代20代の選手たちはすでに

国も順位もメダルも超えていました。

空手の型で金メダルを取った後の礼の仕方。

相手の選手だけでなく

スタッフの人たちへの敬意の表し方は、

まさに道の思想ですね。

 

☆☆☆☆☆

対立とは、

今自分が成長するために必要なものを

持っている人間が誰であるか

を教えてくれる現象

☆☆☆☆☆ 

 

同じ考え方の人と一緒にいることは楽しいことです。

同じ価値観の人と一緒に仕事をすると効率がよくなります。

しかし同じ考え方の人ばかりだと成長することができません。

成長するためには、

自分にないもの持っている人から学ぶことが必要です。

 

対立している相手は敵として考えています。

考え方が違うから対立します。

考え方の違う人、価値観の違う人というのは、

自分にないものを持っている人です。

 

「対立」にも意味と価値があります。

 

「対立とは、自分にないものを持っている人間が

誰であるかを教えてくれる」現象です。

対立する相手を「自分にはない何を持っているのだろう、

何を学べばいいのだろう」という目で見ることで、

関係性は変わります。

 

自己の成長とは、

自分にはないものを持っている相手から

学ぶ努力をすることから生まれます。

 

だから「対立とは、今自分が成長するのに必要なものを

持っている人間が

誰かということを教えてくれている現象」なのです。

 

対立から学ぶこと。

対立から逃げないこと。

相手から学ぼうとすることが「愛」なのです。

 

これが対立を乗り越えていくための新しい考え方なのです。

これが、対立の新しい解釈です。

 

※「人間関係10の原則」より

 

やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・

 

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Source: 芳村思風 感性論哲学の世界