器・度量・包容力・統率力

器・度量・包容力・統率力

芳村思風一語一会 vol.4434
☆☆☆☆☆☆☆
器・度量・包容力・統率力
☆☆☆☆☆☆☆
人格の大きさは、人間性の豊かさでもあります
人格の大きさは、器と度量と包容力そして統率力という言葉であらわされます。

器の大きさから人間の大きさを作る作業が始まります。
器の大きさが作れると、度量・包容力・統率力の大きさを作るところで人間の大きさは完結します。

1.器
どのような人のことに対しても、その人を正しく理解する能力と人間性である。

2.度量
度量とは、どんな人にも誤解されず、自分を正しく理解してもらえる能力と人間性。

<説得の論理から納得の論理>へ。
自分の意見を相手に伝える時、相手に同意を求め、反論されるとムカつく。
説得の論理とは、支配する意識であり、個性を奪う押しつけとなる。

納得の論理は人間の本質は理性ではなく”心”、
心を使って、相手の心に向かって話をし、相手の考えを変えず、私の考えも分かってほしいと願い、
祈りを込めて分かってもらえるように、言葉を変え、目つきを変え態度を変えながら話す。

ただ、自分の考えを分かってもらいたいだけでいい、
相手の考えを変えようとしないことである。

3.包容力
包容力とは、考え方、立場が違っても包み込んでしまう力。

自分とは違う考え方の人を自分の懐に包み込んで、しかも、自分の考えはグラリともしない。
それらの人から相手が学ぶことにより、包み込んで、自分の考え方を大きくしていく力。

《人が求めずしてついてくる状態》
相手から、学ぶことで成長していく姿に、人はついて行く。
こうした理性の使い方を、発展的解消の倫理というます。

4.統率力
統率力とは、人より高い立場に立つ(社会的地位を追求)ことで作られていく力。
地位が人を作る。
人間力とは統率力である。

人間力には、内的人間力と外的人間力がある。
内的人間力とは、人間であるならば誰でも命の内面に持っている基本的な生きる力です。
理性に基づく知力、感性に基づく気力、肉体に基づく体力、意志の力と愛の力です。

外的人間力とは、政治力・経済力・教育力・文化力・軍事力であり、これらを社会に向かって表現する力。
政治力は、言葉の魅力。自分の一言で何人が動くか。
経済力は、現実に存在する経済システムを熟知しそれを使いこなす力。       
教育力は、人を育てる力。
文化力は、仕事もできるが、他の文化的な力があること。信頼・親しみ・心服になる。
軍事力(危機対応能力)は、危険から守れる力。危険対応の出来る力
 

やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・

●芳村思風先生の勉強会
コロナの感染状況で変わることがあります
勉強会や講演会、詳しくは、主催者までご確認ください
1回だけの参加もOK
どなたでもご参加いただけます

・8月18日(土)名古屋思風塾
18:00~20:00 WINCあいち
参加費:2,000円

※お問い合わせは
思風庵哲学研究所
 


Source: 芳村思風 感性論哲学の世界