21 角熟とは何か?

21 角熟とは何か?

芳村思風一語一会 vol.5567
21 角熟とは何か?
~長所だけを見つめる~

短所には目もくれないで長所だけを見つめ、
その長所をかぎりなく伸ばすこと。
長所をかぎりなく伸ばすことで、短所は人間味に変わる。
「あんなにすごい人なのに、できないこともあるんだね、おもしろいね」
ということになって、短所は魅力に変わる。
それが角熟。       
         
これまでは、短所のない人間をめざしてきた。
学校教育においても、不得意科目をなくすことに重点をおいていた。
しかし、短所はなくす必要はない。
         
まずは自分が一番得意だと思う能力を、
人よりずば抜けてすぐれたものにしてしまうことがたいせつ。
得意なことだから、おもしろくて時間を忘れて楽しんで取り組める。
夢中になれば、疲れないし、創意工夫が湧いてくる。
努力しているとか苦労していると感じない。
         
仕事でも同じ。
新しい資格や技術も習得も大切だが、
今自分がやっている仕事に全力で取り組んでみること。
なにかひとつでいい、このことなら社内の誰にも負けないという知識や技術を身につける。
         
どんな小さなことでもいいので、
この分野なら誰にも負けないというものをつくって、
日本一、世界一をめざす。
これが角熟。
         
長所がわからないときは、
自分が好きなことを、誰でもできることを、
誰もができないくらい徹底的にやってみることから始めてみる。

やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・

※芳村思風の講演会・勉強会の案内
・11月2日(土)東京思風塾
13:00~15:30
参加費:5,000円

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思風庵哲学研究所


Source: 芳村思風 感性論哲学の世界