揺れ動く心に愛がある

揺れ動く心に愛がある

 芳村思風一語一会 vol.5302 ☆☆☆☆☆ 愛とは、「どうしたらいいのだろう」と、 より良い方法を探しながら、悩む心、考える心。 その揺れ動く心に愛がある。 愛は、結論ではなく、心遣い。 ☆☆☆☆☆ 「どうしたらよいのだろう」 と問うのが感性であり、 問い続けることが愛なのです。 「こうしたらいい!」 と答えるのは、理性。  答えを持つことは大切。 でもその答えに縛られないこと。 縛られると対立する。 理性に縛られると違いを受け入れられない。 成長も止まる。  どんなに愛し合っていても、 自分がこうしてもらいたい と思うようには、相手は愛してくれません。 どうしても埋めきれない溝があり、 どうしても完全には満たされないのです。  誰もが、自分が思うようには 愛してくれないし、認めてくれない。 人間は常に、もっと愛されたい、もっと認めてもらいたい という心を持ち続けながら生きているのです。  「こんなに愛しているのに、 どうしてわかってくれないの」は、 押し付けの愛。自己中心的な愛です。 「こうしたら喜んでもらえる」 と思った瞬間、押し付けになる。  受け入れられなかった時 「こんなにしているのに…」 となってしまう。 どうしたら相手に喜んでもらえるか、 努力している姿にこそ愛があるのです。 人間を愛するということは、 短所を含めて、不完全な存在を愛することです。 愛は、結論ではありません。  理性に縛られず、理性を手段能力として、 「問い」続け、努力し続けること。 相手のことを思い続ける心に「愛」があるのです。      やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・   ※「何があっても だいじょうぶ」 A6版 1,000円+税 思風語録から55の言葉を選び 解説はできるだけ少なくしました 「?」とくる言葉を感じてみてください   ●芳村思風先生の勉強会 ・2月6日(土)四日市思風塾 18:00~20:00ミッドランド経営 参加費:5,000円  ・2月10日(土)東京思風塾 13:00~15:30 ZOOM 参加費:5,000円   ※お問い合わせ 思風庵哲学研究所 


Source: 芳村思風 感性論哲学の世界