日本の時代へ

日本の時代へ

「哲学は、仕事や生活に関係ない」

「哲学は難しい」

とほとんどの人が思っています。

日本の哲学は、西洋に哲学者の研究でしかないからです。

ニーチェやカントの研究、かららが書いた書籍や言葉や思想の研究でしかありません。

 

人生を自分のものとして生きるために、

人生をより幸せに生きるために、

哲学という学問はある。

 

科学は、事実を対象に真理を追究する。

対象は過去と現在しかない。

哲学は、現実の中にある意味を対象とし、真実を探究する。

未来に対応するには理想や理念の創造が必要となる。

これを担うのが哲学である。哲学は創造的な学問である。

哲学は事実に拘束されることなく、新しい事実・新しい世界を創造する。

 

時代は今21世紀という新しい時代に入って久しい。

政治でも経済でも、理想に燃えてそこに向かおうとする姿がほとんど見られない。
理想が語られることが少ない。

「こういう素晴らしい世界をつくろう」

「こういう美しい日本をつくろう」

と理念理想を掲げ、人類に夢と希望を与え、幸せに導いていこうとする
政治家や学者や経営者がほとんどいない。

 

事実を根拠に真理を語るという科学的思考に理性が偏ってしまっている。

その結果、事実に拘束され、事実に狭められ、事実に支配されてしまって

過去と現在しか見えなくなってしまっているのです。

未来を見る力を失ってしまっている。

 

今こそ民主主義を進化させるとか、

「新・資本主義」というものではなく

原理的変革の時がきている。

 

新しい時代には、新しい言葉が必要である。

感性論哲学の提言は、新しい言葉であるため

これら言葉が世界中に受け入れられるまでには時間がかかるかもしれない。

また西洋には、日本における「感性」や「人格」という意識や言葉がないため
まず日本にこの考え方をひろげ、さらに東洋の時代を気づくために、

中国・インドへと広げていかなければいけない。

 

いま世界文明の中心は、西洋から、東洋の入り口である日本へと移りつつある。

日本が核問題を含めた科学技術文明の集大成を行う

次の新しい時代への過渡期を担っている。

 

数世紀先には、国境という意識がなくなり、地球政府ができる時代になる。

 

1.政党政治から脱政党政治へ、そして統合政治へ

 

2.資本主義経済から脱資本主義経済へ、そして人格主義経済へ

 

3.民主主義社会から脱民主主義社会へ、そして互敬主義社会へ

 

4.理性文化から脱理性文化へ、そして感性文化へ

 

5.物質文明から脱物質文明へ、そして精神文明へ

 

 

 

「自由と平等」に変わる新しい理念は、

「悟道と和道」

 

「権利と義務」という理性原理から

「道義と敬愛」という感性原理へ

 

多数決の論理から

発展的解消の論理へ

 

説得の論理から

納得の論理へ

 


Source: 芳村思風 感性論哲学の世界