43 感情的対立の乗り越え方

43 感情的対立の乗り越え方

芳村思風一語一会 vol.5588
43 感情的対立の乗り越え方

人間は不完全。
どれだけ人間性が進化しても考え方や価値観の違いはかならず出てくる。
対立や競争はなくならない。
         
対立心をなくす3つの原則
1、勝つことよりももっと素晴らしいことは、力を合わせて共に成長すること
2、相手に興味・関心・好奇心を持ち、違いを許し、認めること
3、人間としての成長意欲を持つこと
         
対立を通して共に成長していく。
対立は避けたり、逃げたり、戦うのではなく、
対立の原因は何か、どこが違うのか、
お互い学ぶべきところはどこなのかを見極めること。
考え方を統一するのではなく、
考え方の違う人のそれぞれのいい点を引き出し、
考え方が違っても一緒に協力し合い、
それぞれの考え方を生かせるようにする。
         
どちらが正しいか、間違いかではない。
「違うからダメ」ではなく、
「違うからいい」ということを理解すること。

「同じ考え方でなければ一緒に暮らせない」
「同じ価値観の人間でなければ一緒に仕事ができない」
と考え、自分と違う立場、違う考え方の人間を排除し、
敵と考えていると人間は成長しない。
         
第2段階は、相手に興味・関心・好奇心を持ち、
違いを許し、認めるということ。
違いを許し、受け入れることで器や度量を大きくしていく。     
 
第3段階は、人間としての成長意欲を持つこと。
「もっと成長したい」という意欲が、
自分にないものを持っている人間を見つける、
他人から学ぶという意識になる。

「自分はこれでいい」と思った瞬間に、
人間の成長は止まる。

生きるということは変化すること。
人間は死ぬまで成長意欲をなくしてはいけない。
         
個性の時代は、異なる考え方を持った人間が、
相手を否定して争うのではなく、
お互いに違いを受け入れ、
協力し合い助け合って生きていく時代。
個性の時代を生きる原理は「愛の原理」。
愛は理屈を超えた力。

だから理屈では考えられない、
異なる考え方をもった人間同士が
否定し合うことなく共に生きていくための力となる。

         
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・

※芳村思風の講演会・勉強会の案内
・11/16(土)~17(日)育成講座
13:00~新大阪 

・11月18日(月)熊本思風塾
20:00~22:00 Zoom
参加費:3,300円

・11月20日(水)名古屋思風塾
18:00~20:00 伝承館(名西)
参加費:2,000円

問合せ
思風庵哲学研究所


Source: 芳村思風 感性論哲学の世界