好きか嫌いか
芳村思風一語一会 vol.3431
明日、27日(土)思風会の全国大会が開催されます
会場は、東京・新宿京王プラザホテルです
13:15からです。まだまだ参加可能です
今回のゲストの行徳哲男先生のお話です。
「昭和45年の安保闘争の時、藤本敏雄というカリスマ的指導者がいました。
あの加藤登紀子さんと獄中結婚もした学生運動の闘士です。
当時、藤本についていった学生は二十万人とも言われていました。
彼は、逮捕され三年八ヶ月間を牢獄で過ごします。
出獄したあと、三島の龍沢寺で座禅の修行をした後、私の研修を受けたのです。
そのとき私は彼に「獄中生活で何を学んだのですか」と聞きました。
すると彼は
「若気の至りもあって、正しいか間違いでしか物が見みられなくなっていました。
社会の仕組みは正しくない、権力は間違っていると思ったから、
それに反発して安田講堂や国会議事堂に突入した。
しかし、獄中生活で知ったのは正しいか、間違いかで物を見る空しさでした。
私は、いま楽しいか楽しくないかで物事を見るようにしています。」
そう答えたんです」
全国大会の中で、対談も予定されています。
☆☆☆☆☆☆
「好きかどうか」「楽しいかどうか」の感性の判断基準。
☆☆☆☆☆☆☆
理性で考えると、「正しいか間違いか」「損か得か」
「儲かるか儲からないか」「善か悪か」で判断してしまう。
理性的な判断基準ばかりでは、偏りができる。
理性ではなく、肉体と感性を使うこと。
「好きか嫌いか」「いい感じか悪いか感じか」「楽しいかどうか」「快か不快か」
の感性の持つ判断基準・能力を使うことも大切なのです。
その上で、創造力を使うこと。
心地よくないものも受け入れて、心地よいものに変えていく力が創造力なのです。
頭で理解していても、実行できないことが多くある。
損か得かで動いていることが多い。
儲かるか儲からないかで決めている。利益は大切。利益がなければ続かない。
物やお金を追求していくと限りがない。
「もっと、もっと」になってしまう。
感性の判断基準、
「好きか嫌いか」
「楽しいか楽しくないか」
「快か不快か」
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・
※「風の思い」1,000円 + 税 + 送料
●芳村思風先生の勉強会
・10月24日水)名古屋思風塾
18:00~20:00 WINCあいち
参加費:2,000円
※10月27日(土)思風会全国大会
13:15~ 新宿京王プラザホテル
講演会:6,000円
講演+懇親会:12,000円
※お問合せは・・・
思風庵哲学研究所
Source: 芳村思風 感性論哲学の世界