揺れ動く心に愛がある。

揺れ動く心に愛がある。

 芳村思風一語一会 vol.4845 ☆☆☆☆☆ 愛とは、「どうしたらいいのだろう」 と、より良い方法を探しながら、 悩む心、考える心。 その揺れ動く心に愛がある。 愛は、結論ではなく、心遣い。 ☆☆☆☆☆ 「どうしたらよいのだろう」 と問うのが感性であり、 問い続けることが愛なのです。 「こうしたらいい!」 と答えるのは、理性。  答えを持つことは大切。 でもその答えに縛られないこと。 縛られると対立する。 理性に縛られると違いを受け入れられない。 成長も止まる。  どんなに愛し合っていても、 自分がこうしてもらいたいと思うようには、 相手は愛してくれません。 どうしても埋めきれない溝があり、 どうしても完全には満たされないのです。  誰もが、自分が思うようには愛してくれないし、 認めてくれない。 人間は常に、 もっと愛されたい、 もっと認めてもらいたい という心を持ち続けながら生きているのです。  「こんなに愛しているのに、 どうしてわかってくれないの」は、 押し付けの愛。自己中心的な愛です。 「こうしたら喜んでもらえる」 と思った瞬間、押し付けになる。  受け入れられなかった時 「こんなにしているのに…」となってしまう。 どうしたら相手に喜んでもらえるか、 努力している姿にこそ愛があるのです。 人間を愛するということは、 短所を含めて、不完全な存在を愛することです。 愛は、結論ではありません。  理性に縛られず、理性を手段能力として、 「問い」続け、努力し続けること。 相手のことを思い続ける心に「愛」があるのです。   やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・  ※申し訳ありません 日めくりカレンダーは、完売しました  ●芳村思風先生の勉強会 1回だけの参加もOKです ・9月29日(火)ZOOM勉強会 20:00~21:00  ZOOMのみ 参加費:2,000円  ※お問い合わせ 思風庵哲学研究所。 


Source: 芳村思風 感性論哲学の世界