たすけてもらうことは、たすけることと同じくらい価値がある

たすけてもらうことは、たすけることと同じくらい価値がある
「人に迷惑をかけないように生きなさい」
子どもに対して言ったことがありませんか?
親から言われたことはありませんか?
誰もが言っているに違いない言葉です
やめたほうがいい言葉ですね
誰にも迷惑をかけず、
にひとりで生きている人なんていません。
今日食べた朝ごはん。誰かが育てたお米です。
そのお茶碗もお箸も誰かがつくったものです。
あなたが捨てたゴミは、
掃除をしてくれる人がいるからきれいなのです
「人に迷惑をかけてはいけない」
と思い込むと
「人にたすけを求められなくなる」
何か困ったことがあっても、
たすけを求めれば迷惑をかけることになる。
だから自分1人でなんとかしようとしてしまう。
日本人は先進国の中で自殺が多いのですが、
助けを求めることができないことも原因かもしれません。
「自分さえガマンすれば…」から
「人に迷惑をかけるくらいなら、死んだ方がいい」
と考えてしまうのだとしたら、悲しいことです。
お互いさまです。
困ったときはたすけあうことができるのが人間なのです
たすけてもらうことで、他人を輝かせることができる
たすけることは、「人のために」という利他の精神、愛なのです
相談されるのを待っている人もたくさんいるのです

Source: 芳村思風 感性論哲学の世界