自己実現と利他心

自己実現と利他心

大切なことは、自分がしたいことをすること。

 

「利他心」という言葉だけが先行し

就職の面接などでも

「人の役に立つ仕事がしたい」という学生が多い。

反面、「自分が何をしたいか」を答えられない学生がいる。

 

自分のしたいことを我慢して

「人のため」「社会のため」とばかり考えていると

自分がなくなってしまう

 

「自分さえ我慢すれば、みんなうまくいく」

という思い込みが、小さいころから続き

感性から湧いてくる欲求や欲望を抑え続けるので

結果的に

「したいことがわからない」
「したいことがない」

となってしまう

 

感性が鈍ってしまう

感受性ではなく

感性の本質である「求感性」が鈍ってしまう

求感性とは、生きるために必要なものをを感じる力

 

感性から湧いてくる欲求や欲望である、

自分がしたいことをして、

結果的に

人の役に立つ

社会の役に立つ

人類の新しい歴史を作る

方法を、理性を使って考えること

 

だから、感性と理性の関係は、バランスではなく

感性から湧いてきたものを

理性を使って

人に迷惑をかけずに実現する方法

人の役に立つものにする方法を考えるという
協力関係にあるのです


Source: 芳村思風 感性論哲学の世界