名知先生の講演

社会起業大学で共に学んでいた名知先生の講演

元々、国境なき医師団をされていて、その後ミャンマーにてミャンマー ファミリー・クリニックと菜園の会というのを立ち上げて活動されています。

 

 


昔から素晴らしい活動を続けられているのは分かっていたつもりですが、改めて聞いて

国際医療は98%が困難の連続で、2%の楽しさ、やりがいがある。私はその2%の為に頑張ってる。

その言葉通り、医療だけではなく生活する為には食べ物や水、生活環境からが大切という現場を知って、トイレの整備から食べ物(農業)を行い、ほぼ何でもやってるというくらいに活動されてて、大切なのは医療を行う!が第1ではなく命を繋ぐ!事が大切と。その為に必要な事をやっているという事で、団体名称に菜園の会をつけているのもその理由だそうです。

さらに、コロナとクーデターが起きて、非常に大変だったと。クーデターに関しては電気もインターネットも全てストップして物流も何も止まってしまい、頓挫になったプロジェクトも多々ありで、印象的だったのは子供が5歳まで生存する確率というのが日本と比べると約18倍の違いがあり、医療知識や診療所がないために、妊婦さんだった方が次に会いに行った時はお墓に名前が刻まれていたと。。

その時に、頑張って周れても1つの村に2,3か月に1度との事で医療、食料に+して保険知識を教えるというのも加えて活動されています。

名知先生が凄いのは、そういう課題問題が出てきても「とりあえず何とかする」の気持ちで、何か他の方法、いいやり方はないかと。毎回それで乗り切ってこられたそうで、昔からパソコン作業も分からないところがあれば自分で調べて、それでもわからないところがあればこちらに聞いて。それを診療の合間にされているというのを何十年も続けられている。そんな使命と活動量とバイタリティ溢れる先生です。

名知先生の言われる「幸せ」について

そこに順序があって

もらえる幸せがあって、できる幸せがあって、与える幸せがあってと

3つの段階での幸せがあるのを教えて頂き、現地のミャンマーの方々にも最初はもらえるところからでも、それだけずっともらい続けるではダメで、自分でできる幸せを感じてもらい、次は与える幸せがあると。