不格好経営―チームDeNAの挑戦

DeNA南場さんの書籍
はじめて南場さんを知る機会は、2001年か2002年くらい?に学生スタッフで働いてたABS(アタッカーズビジネススクール)に講師で来られたのが初めて知る機会で

その頃は、ビッダーズの南場さんという印象があり、何かきさくな感じの方だなぁという印象が強かったですが、同じく専任講師で当時炭谷先生のマッキンゼー時代の同期ということで、過酷な競争の世界で勝ち残ってこられた方なんだなぁ~と。

今回の書籍においては、ハッ!とされることがところどころにあり

「私はビジネス書をほとんどを読まない。こうやって成功しました、と秘訣を語る本や話は全て結果論に聞こえる。まったく同じことをして失敗する人がごまんといる現実をどう説明してくれるのか?」

確かに、そういわれるとその通りで、自分の様に目標を見つけたい、頼りたいを誰!という形で設定して頑張ろうというタイプの人間にはいろいろ考えさせられるところで、今回の書籍が出た2013年以降と90年代を見比べると、当時はだいたい昭和の素晴らしい経営者の方を目標に、書籍を読むことを推奨したり、考え方・生き方のお手本となる人を見習って頑張るんだ!

という風潮が大きい様な気がしますが、今はモデルとなる人というか、環境と状況が全然変わって、スピードが速い中で成功者の定義も変わり、昔の偉大な方を推奨するというのはだんだんなくなりつつある感がするのが、個々人に焦点を当てて一人一人のやり方、しあわせ感が大切なのではないかと思うところです。

書籍の中では、これほどというくらい失敗談含めて詳細にいろいろ経緯を書いてくれているのが個人的には興味深く読めたところで、見る視点が違うというのが自分に当てはめてみたときにかんじるところ。

まだまだ自分自身は目の前のお客さんが大切という視点からそれ以上のところをまだまだ見れていない現状ではあるのですが、南場さんの本を見ていると最初からシェアを取りに行く、業界という視点で見られているのが大規模に資金を調達することや人を雇うこと、その辺りをみて思うのは、自分も一度大きな企業で働く機会があれば見る視点が違ったのかな?と思うところです。大規模に動かすというのがプレッシャーも大きいし、全体を見ないといけないということで能力や経験を積むことはできると思うのですが、なかなか中小、零細企業ってそこにチャレンジするに至らないケースが多いというのも感じます。

また、いいなと思うのは、理念、ノルマ、トップダウンなどがちがちに縛られることがなく、人間臭いところで、確かに自分も悩みのレベルは小さくても、経営者をしていると日々いろいろピンチが出る中、どんなに本読んでも勉強しても決断する、謝る、次に動くというのはその時の自分自身だということで、勉強することが参考にはなっても目の前で出てくることに対しては結局は自分の固い決断や意志なんだと改めて感じます。