2015/08/20
今回は「ゲーミフィケーション」という言葉通りゲームの様に捉えて物事を進めていくという事をお伝えしたいと思います。
今で言うパズドラやプロ野球PRIDEをやりこんだ経験のある方なら
何故、そこまで流行るのかの流行る部分を深堀りし→活用出来る部分を仕事現場に活かして行こうという事です。
ゲームというと
・辞めろと言われてもやる!
・徹夜しても遣り続ける
・レベルアップ、達成感を経験できる、楽しめる
等々経験のある方もいらっしゃると思います。
簡単に言うとこのゲームの体験を仕事に応用してしまおうと、サービスに転換してしまおうという事で何点か事例も含めてご紹介します。
エヴェリット・ロジャース というアメリカの社会学者が提唱した
新商品や新サービスの普及についてのイノベーター理論から
流行に敏感な人々(イノベーター、アーリーアダプター)は市場全体の16%
流行に敏感でないひと(アーリーマジョリティ、例とマジョリティ、ラガー度)は市場の84%
パレートの法則と類似しているところがありますが
これはゲーミフィケーションはファミコンやプレステなどで展開するものではなくfacebookなどソーシャルをベースとして展開しているところに事例が多いということでいかに敏感な人たちが率先しながら敏感でない人たちを引き込ませるか!がポイントの1つになるかと思います。
例えば
↓
こういうの好きな人がブログやfacebookで取り上げると一気に火がつくんだろうなぁという所で
調べてみるとすごく面白いものも出てきます
よみうりランドの園長が、誘拐されました。
誰が、なんのために、どのようにして誘拐したのか…。事件は謎につつまれています。残されたものは、不可解な手紙と、二枚の写真、そして、あやふやな目撃証言。名探偵の皆様、どうかこの広大な遊園地を捜索し、関係者に聞き込みをし、手がかりを元に推理力を働かせて、私たちの園長を、見つけ出してください。どうか、どうかお願いします…!!
よみうりランドスタッフ一同
※ このイベントは、実際にあなたが謎を解いたり目撃者に聞き込みをしたりして事件を解決するゲームイベントです。
京都妖怪絵巻
あなたは妖怪討伐師。携帯電話の画面 に表示された寺社仏閣(妖怪の由来になっ ている場所) にいき、GPSボタンを押すと、その場所由来の問題が出現。その問題を解くと、画面に妖怪が語る。その嘆きに適応した選択肢を選ぶと、妖怪が封印され、全日本妖怪推進委員会 (京極夏彦氏)のハンコが押された妖 怪封印カードを手に入れることができる。 妖怪を封印すると、また次のチェックポイントが。全てのチェックポイントを回り、 全ての妖怪を封印すると、京都の街に平穏が訪れる。最高のミステリーと古都の妖艶が貴方を誘う。
この様にガーッと夢中にさせてしまうというやり方で火がつくだけではなく自分が主人公となり、やった結果が見える世界。
理論的な部分から言いますと継続的にプレーヤーをそのゲームに惹きつける仕組みがまずは必要で
・モチベーションを高めるために!「ゲーム」に参加したいと思う!動機付けするためにもプレーヤーは「自発的に」!
・伝播、反響他のプレーヤーに影響を与えフィードバックが返ってくる(ランキングなど)
・進捗/報酬のサイクルを繰り返すことで、プレーヤーをゲームに没頭させる仕組み
上記をひとくくりにエンゲージメントループとも言います。
それを実際に、仕事現場で応用されていると思われる事例を1つご紹介という事でディズニーの例を挙げてみたいと思います。
ファイブスタープログラム (人事評価のスピード化)
幹部が現場で素晴らしい仕事をしているキャストを見かけた場合、同じ部門の従業員でなくても、そのキャストに自らの署名をいれて、ファイブスターカードと呼ばれるカードをキャストに渡す。このカードを受け取った従業員はオリジナル記念品と交換できるほか、定期的に開催されるスタッフしか参加できないファイブスターパーティーに参加できる。
フィードバックを明瞭にするための仕掛けとしてファイブスターカードの他にも、東京ディズニーリゾートのキャスト同士がお互いの素晴らしい対応を認め、称え合い、頑張っているキャストにメッセージを送る「スピリット・オブ・東京ディズニーリゾート」という制度。勤続の節目を迎えたキャストに贈られる「長時間勤務表彰」。入社後“M”から順に“M”“A”“G”“I”“C”の 5 段階でグレードアップしていく「グレードアップ制度」。英語・中国語・韓国語での対応ができるキャストに贈られる「ランゲージピン」
これら良いと思われる活動をゲームの様に展開し、浸透する形で従業員満足度が高まっているのではないかと。
※特にゲーミフィケーションについては、コストをかけずにアイデアを実践してみる事がすぐに応用、活用できるものだと思いますので、今回の内容がご参考になれば幸いです。