トマス・バーニー博士の書籍「胎児は見ている」 (1982年)

トマス・バーニー博士の書籍「胎児は見ている」 (1982年)

トマス・バーニー博士は周産期といわれる胎児期を含む出産時や新生児期に受けたトラウマがその後の人生に影を落としていることをつきとめおよそ40年前に「出生前・周産期心理学協会」
Association for Pre-&Perinatal Psychology and Health
略称 APPPAH(アパ)を立ち上げました。

池川先生曰く「胎内記憶の世界を科学的に、50年近くリードされた方」

書籍、胎児は見ているから

 

「子宮は、胎児にとって最初の世界である。胎児がこの世界をどのように体験するかによって、胎児の人格と性格を形成する素因が形作られるのは当然である。」

 

書籍の中でも、殆どが事例、実験の科学的な検証で述べられていて、下記の内容などを実験を基に述べられています。

・ビバルディを好みベートーベン、ロックを嫌う胎児

・父親の死亡後に産まれた子供には精神障害が多い

・胎児は母親が見る夢を通じて語りかける

・母体のホルモンの働きで出生時の記憶が奪われる

・男らしさ女らしさも胎児期体験で決まる

・暴力犯罪者には難産経験者が多い

・うつ病は生まれて最初に感じた怒り!に関連する

・早産児はわけもなく焦りを感じやすい

一部抜粋

果たして父親は子供にとって社会的存在か?

 

母親の愛情と同様にどの点から見ても重要で複雑なのは父親の愛情である。
男性でも女性と同じくらい母親のようになって子供を守り、世話をし、刺激を与えさらに子供の欲求にこたえることまでできる。しかし父親の役割については型にはまった考え方や偏見があるせいかこの事実に気づくまでにはやたらと時間がかかった。

母親と同様に父親が子供に対して愛情を持ち、接するのは子供との接触であるということ。
わが子との対面が早ければ早いほど父親は子供に対して愛情を持ち興味を抱き抱いたり触ったり一緒に遊ぶことに熱心になる

普通父親は、母親より赤ちゃんを活発に扱うがそれがかえって母と子のきずな!を深める役割を果たしている。
つまり父と子の反応が母親にいい刺激を与えている。

バルケ博士の研究からは父親がそばにいると母親はそれだけで子供に微笑みかけることが多くなり
子供の欲求に対して注意深くなる。

赤ちゃんは両親に別々の役割を求めていて
自分の欲求に対して同じ親でも違った種類の人間を望んでいる。
恐らく赤ちゃんは母親の苦手なことは父親が得意だし父親の苦手なことは母親が得意だということを知っており自分の欲求に応じてそれを自然と使い分けている。

書籍の中では、144人の赤ちゃんに対しての実験で
父親か母親のどちらか一方に部屋から出ていってもらいその時の赤ちゃんの反応を調べたところ
どちらかに偏る事はなく、母親が出て行っても父親が出ていっても赤ちゃんは同じように不安になった。

 

胎内記憶を持っている子供でも、より鮮明に具体的に覚えている子もいれば記憶の内容が乏しい子もいる。それは何故なのか

 

その理由として挙げられるのがオキシトシンという女性ホルモンの作用とACTH(副腎皮質刺激ホルモン)が大いに影響しており

記憶を保持する働きを持っていて外傷や障害をもたらすような出来事を覚えている子はこのホルモンの働きが影響している

それを証明するために、薬物による刺激(ホルモンを与えて)出生時の記憶が蘇った例なども紹介されています。