2021年1月東京思風塾「愛を能力として成長させる」出てくる問題なんかにビビるんじゃねえ問題を乗り越えて生きるのが人生の醍醐味じゃねえか!

今年の東京思風塾は昨年と同じくZOOMでの開催になり
年間テーマ「美しいと共に生きる」
激動の今だからこそ

今こそ日本(人)にしか出来ない事があり日本(人)だからこそ出来ることがあると感じ、それは、世界に先んじて人間性の進化を一歩も二歩も前に進めることではないかと感じています。

身近な人間関係から実践し足下を照らすこと。その在り方は「美しい」

さらに、現在のコロナの状況において、哲学が本当に活かされるか否かが問われる時期にも来ているかと思われ、生かすも否かも自分の解釈と行動が握っているのかなと

そんな中でテーマに選んだのが愛をテーマとしてかかげられて自分も家族も会社や業界などなど、これから生き抜いていくのを考えると
助け合い、つながり、そこに美しさを忘れずに
という事かな?と思ってます。

 

自分自身も振り返ると、昨年1年父親が亡くなってからの後処理が面倒な事が多く降りかかってきて
その後コロナにて本業も大変になり、実家は手放して住んでるところも手放して
ギリ路上生活になる前にシェルターに助けられ、居候に助けられ、この状況で仕事も多少もらう事で
何とかなってる感じですが

そんな中、シェルターとかを見てると
心が相当落ちてる方や自暴自棄になってる様子が伝わってきて
この雰囲気の中にい続けたら精神的に前向きに活動的にというのはハードル高いな、、という状況で

最後の砦やすがりたい気持ちで哲学があるのかなと。

きつい厳しい、やばい
そんな状況下においては、本で読む哲学書よりも
哲学者の生き方や立ち振る舞いの方が心に響くのではないか?と思ってて
哲学者ではなくても、夫が公務員で何とか暮らしていけるけど周りで苦しい大変な思いをしている方やニュースを見てると
何か少しでもお役にたてることをしたいと

それを上智のイグナチオでやってた炊き出し目の前にすると
文字にはならないけど心にはずっと残り続ける体験できる哲学じゃないか!!と思うところで
それこそ感じる感性ではないか!と
そんな素敵な一面を見させて頂きました。

逆にそういうのがなければ、どんなに本を読んでても目の前のことでお金が無くなると常にお金がないの感覚で人間関係もコロナニュースも
常に目に耳に入ると、ピンチはチャンスの考えになれない自分がいて
イライラとお金がないストレスとどうしよう?の負のサイクルを一日中考え考えだったなと。。

そして、思風先生から届いたこちらの内容で前向きになれました。

出てくる問題なんかにビビるんじゃねえ問題を乗り越えて生きるのが人生の醍醐味じゃねえか!

出てくる問題なんかにビビるんじゃねえ問題を乗り越えて生きるのが人生の醍醐味じゃねえか!

今回の内容は
「愛を能力として成長させる」

これまでの哲学において、愛というのは情緒的・感情的ととらえられており、能力として成長させる発想ことが存在しなかった
もっと高度な愛のあり方というのを、今の人類は求めている段階にきている

これから必要とする愛というのは、考え方・価値観が異なる人たちと、どうやって仲良くしていくか、仕事をしていくか。

男女の愛も親子の愛も、人類が人間として存在している限り、根源的な大事なものではあるが、
しかし、種族保存の欲求としての愛の次元にいつまでも愛が留まっていては、愛のあり方としては物足りないのではないか。
我々はこれから、これまでの愛についての意識をさらに発展・成長させ、新しい愛の次元を切り開いていけなくてはならない
自然発生的な愛の次元を超えて、文化たらしめるという努力をする段階に入っていかねばならない。
愛というのを情緒本能感情として考えず、能力と考えて、愛の能力を成長させていくことによって、人類に新しい生き方というのを、もたらしていく。

 

カールヤスパース 1949年に書いた「人類の歴史と目標」という書物の中で、紀元前500年前後全類人類においても、人類が最初に精神に目覚めた時期があった精神の目覚めの時=20~21世紀に目覚めるであろうと予言している

命の本当のあり方に目覚め、新しい生き方に入っていく段階になっている

このヤスパースが言ってたのは
枢軸時代
というのがあり
インドのシャカ、イランのゾロアスター、ユダヤ思想、中国の諸子百家などが一斉に登場して、人類が神話時代から脱し、人間として自己を自覚し、人間存在を意識するようになった「歴史の軸となる転換」が生じた、と論じ枢軸時代と名付けた。

というのがあります。

また、過去の講義でもヤスパースについて教えていただいたことがあり

ヤスパースといえば限界状況

・元々ナチスの弾圧にあっていたヤスパースが唱えた限界状況は、不安、死、恐れを言っていて
限界状況に至った人間は自分の限界をまず気づき、あらゆるものを超越した存在に気付く(人間ではどうしようもない事を成し遂げる方)

そして限界状況がなぜ私たちにあたえられるか

そこは超越した方から与えられているのではないか?

それを暗号といって、暗号解読は
現在の状況かで精いっぱい生きる
でも暗号を知るには挫折が必要。

最終的には頑張るという事を言いたいのですが、
言い方を変えて、ニーチェは「超人」サルトル「アンガジュマン」
ハイデガー「先駆的了解」釈尊「生老病死」

現実のつらい、苦しい現状をまずは受け止めて、苦しい所からいかに乗り越えるかを説いてるのは共通していると思われるところ。

※ヤスパースはナチス弾圧を受けていて、思風先生がよく引用されるベルクソンは第2次大戦下、病気、疎開、極貧生活でさみしい最期を迎えていて

哲学者の方で生き方、これからの在り方を唱えている人というのを辿ると
原体験に大変つらい環境にあった方が多いのではないか?と。

戦争は当たり前の時代、弾圧もあり、
苦しみを受け入れざる負えない状況下だったからこそ
幸せになりたいというよりも、不幸を少しでも取り除きたい、といった反動が大きいのかなと思い

そこには日々突きつけられるマイナスな事をいつも体験しながら
何とか変えていこうと毎日毎日思い続けたからこそ出てきた思想なのかなと思い、
突き詰めて考えるというのが理性的かも?しれませんが「問う」事は徹底していた時代だったんだろうと思います。

第2の黎明期があり、これから枢軸時代に来るとするならば
ヤスパースの言ってた時代のとらえ方が結構当てはまってて
中々他人の思想を引用しない思風先生があえて実存系の哲学者を引用するのは
相当強く信じているんだろうと思われるところ。

来月以降は下記の予定となります。
2月6日(土)「美しさはなにゆえに重要か」
3月6日(土)「美しい在り方とは」
4月3日(土)「美しい会社とは」
5月1日(土)「美しい経営とは」
6月 思風会全国大会
7月3日(土)「美しいリーダーシップとは」
8月7日(土)「美しい人生とは」
9月4日(土)「統合という美」
10月 3日(土「善良精美は急ぎを禁ず①」
11月6日(土)「善良精美は急ぎを禁ず②」
12月 4日(土)「本年の総括と来年の展望」

 

この投稿をInstagramで見る

 

アイウィルビー(@iwillbe.co.jp)がシェアした投稿