2017年9月2日(土)「いい会社」第70回東京首都圏勉強会

●日時:2017年9月2日(土) 18:30~20:45(開場は18:15です)
●会場:銀座区民館4号洋室
〒104-0061 東京都中央区銀座4丁目13−17
●会費:おひとり1,000円(会場費、資料代)
※勉強会後、懇親会があります。ご都合があえば、是非お越し下さい。 会場近くで実費精算(だいたい2~3千円程度)です。

 

前回の様子

法則は「人にやさしい会社になる」

4つの経営資源と言われる人物金情報の中で
いい会社の経営者に共通して見られるのは「人」が大切という事。

人が活かされる職場でなければ、元々情報を持ってくるのも、お金を稼いでくれるのも、物を動かすのも人が原点にあり
人を大切にできない、していない所は長続きする経営のモデルにはならない。
それを事例を踏まえて紹介頂きました。

例えばよくあるケースとして
「何で何回も言っているのにお前は分からないのか?同じ失敗をするのか?」という事に対して

出来の悪い人ではなく、理解出来なていない、それは理解する様に話をしていないから
心が離れてしまっている状態でいくら正論を言ったとしても本人が聞く気持ちにまずなっていない。
そこに何度も指摘をされたとしても、その場では対応しても見えない所で不平不満が出てくる。
そうなってしまった人が情報やお金を持ってきてくれるのか?というのを上司や上の立場の人間が考えなければいけない。

人は大切にされないと人も集まらないという事で
これからの時代、少子化の流れがある中において、女性、外国人、障害を持つ方を雇用していく際に
大切にする事を怠っているとそもそも応募が来ないという状況が生れてくる。

人を大切にするという事で何を行えばいいかというと、何をやったらダメなのか?何をやったら不幸になるのか?を知っておく事。

それは過去は変えられるという事と=であの時こういう事があったから会社を変える、考え方を変えるきっかけになった。

元々、いい会社の経営者は最初から何事も全ていい会社であった訳ではなく、様々な試練の中で変わるきっかけがあり、その時に5人を大切にするという考え方が共通している。

1 社員とその家族
企業経営とは,社員とその家族の永遠の幸せを実現するための活動

2 社外社員とその家族
協力工場や外注さん,仕入先,下請けの部品会社,ベンダーさんなどいろいろな言い方がありますが,外部経済で我社の仕事をやって下さっている人は,材料やコストではありません。景気の調整弁でもありません。人間です。これは,非正規社員のことではありません。非正規社員は,1 番の方です。我社の社員ではないけれど,我社の仕事をやっている人々のことを社外社員と位置付けなさいという経営学

3 現在顧客と未来顧客
現在顧客は,今日買い物をしてくれた方,我社に利益をもたらしてくれた方ですが,未来顧客というのは違います。我社の前を通っている人

4 地域住民とりわけ社会的弱者
地域住民というのは,社外社員ではありません。顧客でもありません。会社とは,直接関係を持たない方々も大切にする。とりわけ社会的弱者というのは,自分一人では歩くことも立つこともできないなどの弱き人々です。具体的には,高齢者や障がい者です。その方々の幸せづくりを支援することも,企業市民として大事な仕事だと思います。事実,業績がぶれない会社は,高齢者も障がい者もシングルマザー,シングルファーザーの雇用にも注力している

5 出資者・支援者
株主。しかし1 番目から 4 番目を追求している会社で赤字になった会社は,歴史上存在しないので,結果として幸せになると思います。

 

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