2017年7月7日「食と農と脳」のテーマで篠浦塾を開催しました。

2017年7月7日「食と農と脳」のテーマで篠浦塾を開催しました。

冒頭篠浦先生から
篠浦塾の具体的な活動についての説明を頂きました。

1、会員向けにいい治療法(統合医療、食、体、心からの病気の予防および西洋医療と組み合わせた治療法)に関するセミナーを展開。実践を通じてさらにいい情報にする。これらの情報を伝え実践する志の高い集団を作る。

2、いい医師、部門に関してはまだまだ不完全な情報なので、最初は癌限定で必要がある人(篠浦宿患者会)に条件付きで提供。受診後評価し(脳から評価)より情報の精度を上げ、次の患者のプラスになるようにする。

篠浦先生からは活動内容と共に患者サイドにおける情報の把握、理解を進めていきたい。患者ニーズからの医療を提供する為にも患者の役に立つ情報を発信しながら自分で納得した治療を受ける事が大切という事で解説頂きました。

7月7日(金)「食と農と脳」のテーマで篠浦塾を開催

児玉先生から「食」について

食養内科を長年実践されていた児玉先生からは慢性疾患で難病を抱えた患者を多数見ている中で、病気には様々なファクターがある中、どんないい治療を行っても、食事が粗末だとその治療が活かされない。それを身土不二. (しんどふに)という言葉で地産地消については身土不二.の考え方が根底にあるという事、そしてすべての食物が全ての方にいい訳ではなく自分の体を知って自分に合った食べ物を知る事こそが重要である。また、自分の好きなモノを食べることは大切でも食べすぎにより偏ってしまって病気になるケースも多いという事でした。

身土不二. (しんどふに):人間は先祖代々暮らしてきた土地とはきっても切れない関係にあり、生まれ育った土地に実った食物を食べる事で健康を保つことが出来るという考え

食養内科:東洋医学的な考え方が基盤となっており、それに西洋的な栄養学も加味された独特の栄養学

7月7日(金)「食と農と脳」のテーマで篠浦塾を開催

 

ナチュラルアート 鈴木社長から「農」をテーマに

業界における問題点の提起、除草剤はじめ、有機判定される農地が例えば有機農法を行っていても立地条件が道路のすぐ隣であったり旬の時期ではない作物が提供されるという事がどれだけ作物に負荷をかけて販売されているのか?

すべてにおいて100%いいという事はないものの、あまりにも情報を鵜呑みにしていいと決めつけているものが実はそうではない事例から消費者が適切な情報を把握し判断する事の重要性を解説頂きました。

7月7日(金)「食と農と脳」のテーマで篠浦塾を開催

最後に参加者からの質疑応答において講師の意見を抜粋しました。

自然ではないことは何かしらの負荷が生じている。
自然の摂理に反して無理やり変化する事が本当にいい事なのか?

一般的にジャンクフードは視床下部=魂を弱らせる原因と考えられ扁桃体が悪くなる原因がストレスと考えられる。

食べ物が荒れる事が心の荒れにつながる事もあり、食から心を整えるという考え方もできる。

児玉先生からは「食生活を正すと子供の心が落ち着く」

篠浦先生から「生命力のある食が脳にいい影響を与えるのではないか」「そして、統合医療は最初から行い、続ける事が大切」

当日の様子は篠浦塾HPからも閲覧頂けます。

最後に児玉先生から書籍紹介

低温スチーミング 平山一政氏

長岡式酵素玄米

篠浦伸禎先生ご紹介
東京大学医学部卒業後、富士脳障害研究所、東京 大学医学部附属病院、茨城県立中央病院、都立荏原病院、国立国際 医療センターにて脳神経外科医師として勤務。1992年、東京大学医学部の医学博士を取得。同年、シンシナティ大学分子生物学部に留学。帰国後、国立国際医療センターなどで脳神経外科医として勤務。2000 年より 都立駒込病院脳神経外科医長として活躍し、2009 年より同病院脳神経外科部長。脳の覚醒下手術ではトップクラスの実績を誇る。「2015年12月12日週刊現代「人として信頼できるがんの名医100人」に脳領域で唯一選ばれるなど日本を代表する脳外科医師。主な著書に「脳は「論語」が好きだった」(致知出版社)、「脳にいい5つの習慣」(マキノ出版)、「人に向かわず天に向かえ」(小学館)、「驚異の「ホルミシス」力」(太陽出版)、「相性は脳で決まる」(エイチエス)、「逆境をプラスに変える吉田松陰の究極 脳」(かざひの文庫)、「脳腫瘍 機能温存のための治療と手術」(主婦の友社)、「人生の 主役になる脳の使い方」(エイチエス)他がある。

児玉陽子先生ご紹介
18歳で皮膚病、23歳で結核を患い日野式を実践、食養を学び、1969年から河野臨床医学研究所付属北品川総合病院で食養指導を開始、内科医の日野厚博士と共に、我が国で初めて一般病院(松井病院)に食養内科を創設し、40年近くにわたり2万人以上の患者の食生活指導にあたる。現在はフリーランスで活躍中。家庭における食生活の大切さを説き、多忙を極めている。著書に『臨床栄養と食事改善指導』『アレルギーにならないための離乳食』共著(緑書房)などがある。

ナチュラルアート代表 鈴木誠紹介
1966年、青森県青森市生まれ。青森高校卒業、慶應義塾大学商学部卒業後、1988年東洋信託銀行(現・三菱UFJ信託銀行)に入社。
ベンチャー投融資等を担当し、野村證券への研修派遣を経て、9年10 カ月勤めた銀行を退社。その後の2000年、慶應義塾大学院経営管理研究科(ビジネススクール)卒業(MBA取得)。奥村昭博研究室。2003年、株式会社ナチュラルアートを設立、現在に至る。農業・食品流通・食育・地方創生・店舗運営のプロデュース。

2017年7月7日「食と農と脳」のテーマで篠浦塾を開催しました。