2015年9月4日第59回「いい会社」大阪関西勉強会開催致しました。

「想いをカタチにする」

トップ自らが現場に出向き、自らの言葉で会社の方向性を発信し、現場と接することで会社の状況を理解することを見学先の会社においてよく見かける事があります。

そこにはカタチにするプロセスにおいて大切にしている「社員さんへの共感、浸透」というのが挙げられます。

 

本気感や気合、熱意が伝わる事により、社員側の意識や行動が変わる、その想いをカタチにしてくれるのは人というのをわかっているからこそ、人に対しての伝え方や接し方を日ごろから重視しているのが「いい会社」のトップに共通する事ではないかと思います。

 

計画立案段階での社内ヒアリングやワークショップの開催、プロジェクトへの参加等によって現場を巻き込んでいく。浸透させる為の工夫としてハンドブックを作成し全社員に配布するなど、様々な仕掛けで巻き込みと情報発信を図るなど営業、生産それぞれの現場で浸透を図る工夫を行い意識を高めていく事でカタチとなって現れていく事の大切さを把握しているからこそ、まずはトップの動き方を決めて行う事がスタート地点だと認識している方が多い様に思われます。

 

 

今回の「いい会社」紹介は当日の見学先でもありますユーシン精機様です。

 

会社名 株式会社ユーシン精機
資本金 19億8,566万円
所在地 京都市伏見区久我本町11-260
売上高 142億4000万円(2012年3月連結)
従業員 571名(2012年3月)グループ総数
設立年 1973年(昭和48年)10月
事業等 取出ロボットを中心にプラスチック射出成形工場の合理化、FA化を推進する機器、システムの開発製造、販売。
URLhttp://www.ype.co.jp/
経営理念

我が社は人間尊重を基本として、公正かつ健全な「力と知恵と勇気」を持って行動し、顧客と株主の信頼を得ます。世界をめざして常に革新ある技術を創造し、広く社会に貢献します。我々仲間は一致協力して社業の発展に尽くし、もって物心共に豊かな生活を得ることを目指します。

 

【強さは源流】社長の見本のような人である
プラスチック業界の取り出しロボット分野で国内トップ-
「いち早くキャッチし、特化して専用の機械を開発し、世界に製品を送りたい」-無借金経営が信念だ。前社長の故小谷進氏とは創業前に知人を介して知り合い、結婚後は営業担当重役として二人三脚で社業を発展させてきたが、2002 年12 月、夫が59 歳で急逝し、経営の前面に立った。「…社長になる前と変化はない。私がやるのは交渉や事業展開などの経営決断。社員が走れるように方向性をだすこと」と社長職にも気負いはない。「『できない』『無理だ』は出発点」「品質は社運を決める」。創業者のことばを大切に継承し、基本指針に掲げる。