2015年3月24日第54回「いい会社」関西(奈良)勉強会開催致しました。

いい会社第54回関西勉強会、今回は奈良で開催しました。

今回は「幸せにする仕組みは、内なる変革」

 

言い換えるとどれだけ自分が本気で「いい会社」を目指す覚悟と行動があるかという事だと思います。

不景気、地域(周囲の環境)、従業員への不満を嘆く中小企業がある中

何故過疎地と言われる場所で「いい会社」が存在し、衰退産業と言われる業界で黒字化を達成し続ける会社が存在するのか?

 

※そこには原因を周りのせいにせずに、自分、自社を変える事によって「いい会社」になった例が数多く存在します。

 

実際に見学会で訪問する会社において、必ずしも最初から「いい会社」であるとは言い難い会社もあり、何かしらのきっかけがあって、その後「いい会社」になる要因が含まれています。

 

1、ブームに乗った事で一時的に売上げは増大したが、過剰な設備投資、無理な働き方になってしまい業績が低迷した。

2、規制緩和により顧客を争奪する様な薄利多売な業界になってしまった。

3、高齢者過疎地域において業績が低迷し、事業存続が厳しい状況になった。

この様な悩み、課題が生じた時に

1、人間が作った会社で人間に対してサービス・商品を提供するその根幹となる従業員とその家族がまず重要だと認識し、その人たちが活きる場所を創る事がより良い仕事をしようと努力をし生産性が向上していく循環を創るきっかけになった。

2、地域の方のニーズに答え安心して利用できる様、価格でのサービスではなく、サービスの質で勝負した。

3、動こうとしない、そんなことやっても無理だよ、できないよと言う人が多い中、なにを変えれば良いのか考えた結果、習慣を変えよう。と思いその人地域の人の習慣を変える事から始めた。

 

「人を土台に、人の幸せ、地域の幸せを考え、その為に事業化する」

という決断をされた経営者が多いのが共通して見られます。

そこには悩みや課題を他のせいにせず、自分自身から変革を起こそうという事が将来の「いい会社」になるきっかけだというのを解説いただきました。

問題は内側、とりわけ社長の心の内側にある「制約」が障壁になっている事が多い為、その制約を取り払う為に

いい会社にいしたいなら
・赤字だったらごめんなさい。
・社員には「ありがとう」
を社長が言える会社。

 

 

いい会社紹介は

2015年2月に訪問した障がい者つくし更生会様です。

■障がいを持つ方が、努力を重ねて設立したキセキの清掃工場

この「障がい者つくし更生会」では、次のような使命をうたっています。

「障がいがあっても、物心両面の環境が整えば、一人前の仕事ができる。障がい者と健常者は一体となれる。それを証明し伝えること。」

私たちに教えてくれることは、医療や福祉といった制度ではなく、人は心で繋がれる、そして、めざすべき「いい会社」:従業員とその家族を超えた、幸福を追求した会社である。

どの様な点がご満足ご不満でしたか?

・障がい者つくし更生会の取り組みや理念、社員の方々の様子が実際その場で見た気になるように伝わってきました。久しぶりに牧野さんの話をゆっくり聞けてよかったです。元気をもらいました。

・原因が内側にあると考えることはとても重要だと思います。組織に限らず人間関係でも自己改善でも。人のせい、環境のせいにしていては自分で解決はできませんね。

・基本的な考え方がシンプルでとても分りやすく実践できるような気がしてきました。

・社員の大切さが分りました。

・現場での具体的なお話が良かったです。メンタル関連の話も聞きたいです。

・普通の事だと思いました。いいと思います。

・説明、例え話が多くあり分りやすかった。

・初参加の方々にも分りやすい内容でした。「いい会社」実行委員会の成り立ちから人を大切にする会社がなぜ「いい会社」であるかまでを限られた時間内で整理されたご説明は迫力を感じました。

・今後も奈良地区で定期的に開催してみたいという気持ちになるくらい皆さんが講義に引き込まれているのを感じました。