100歳現役を目指す会

ふとした出会いで100歳現役を目指す会の理事長さんと

高齢者の自己解決が必要な今の時代、当法人では100歳を元気に現役で迎えること、高齢者が生きがいのある人生を送ることを目指します。高齢者が100歳を現役で迎えることができれば、少子高齢化に伴い人口が減少する我が国の労働力不足、医療費総額、介護費用の高騰、年金財源不足などの問題発生を抑制することができ、若年層への支援・指針ともなります。

という想いで活動されていらっしゃいます。

そして、理事長のライバルは昇地三郎さん!との事でおぉ!と話が弾みました。

 

 

2人で鑑賞しながら思い出話を

深刻に考えたら、もう何度か死ななきゃならんような辛い目にたくさん遭ってきました。親が軍人で、当然軍人になれると思っていたところが、15歳で陸軍幼年学校の試験を受けた時に身体検査ではねられた。

その親の山本長八さん(私から見るとひいおじいさん)は日露戦争で戦い抜いた軍人さんでした。

長男が、1歳の時に高熱を出して脳性小児まひに

化学には限界があるが親の愛情には限界はない。必ずこの子をよくしてみせる、と決意して教員を辞めて、広島文理科大学の心理学科に入学。だけど実験研究するだけで、実際に役に立つところは一つも学べなくて、心理学に限界を感じて、九州の精神科に入って勉強

そして次男坊も脳性小児まひ

その後、やっと学校に通う事が出来ても、壮絶ないじめが待っていて、しいのみ学園を作る事を決意(昭和20年代後半のころです)。

山の中に捨てられた小さなしいの実は、落ち葉の下に埋もれて、人や獣に踏みにじられているけれども、温かい水と太陽の光を与えるならば、必ず芽を出してくる。

 

息子たちの小児まひにうちひしがれていたら、これはもう心中するほかない。人間の生きるべき本当の道というものを、子どもたちが教えてくれた

 

世の中に出ていけば、いろんな問題にぶつかります。問題にぶつかった時に、そこから逃げずに解決してやろうという意欲を、人間は持たなければなりません。結局は、問題にぶつかったら自分で解決できるような人間になることが重要

 

貧困だとか、家族の事情だとか、自分を取り巻く環境をマイナスに捉えて自分の生き方を制限してしまうと、人間はダメになります。だから、どんな状況にあっても、自分の能力を最大限に出すこと。知能の高い者は、知能の高い仕事を、そうでない者はそれなりに自分の力を最大限に発揮して生きることが、一番の幸せにつながるのです。

生徒さんに先立たれ、奥様の露子さんがパーキンソン病になっても

成すべきことは成した。自分のやるべきことはやったのだから、死のうが生きようが、泣いたりわめいたりすることはない。いつもそういう心持ちで生きることを学んだのです。身内の者が私にそういう生きる道を教えてくれた

と改めて学ばねばと感じました。

いつの間にかなのか?ふとしたきっかけで偶然にも全然違うところからの出会いで話がつながり、昇地先生に感謝せねばと感じさせていただきました。