第4回開催になります
100年続く美しい会社プロジェクト
飛騨産業株式会社 岡田社長の講演
飛騨産業社は来年100周年を迎える会社になり
岡田社長からは、19年前に社長に就任する頃のエピソードから業績回復に至るまでの苦労話、家具作りの商品にかける想い、ユニークな人材育成など
会社経営において重要な要素を語っていただきました。
特に人の育成、働きやすい環境作り、職人さんの商品にかける想いなど
人を大切に、そして人間力が大切という点において新井先生からも人創りの大切さをコメント頂きました。
飛騨産業社はカンブリア宮殿にもとりあげられた会社になります。
「飛騨の匠の技」と「独自に生み出した最新技術」で業績をV字回復させた家具業界の異端児!「飛騨産業」岡田社長の、常識にとらわれない経営手腕を徹底取材!
こんかい見ていて感じるのは、飾らなく謙虚な方という印象で、確固たる決意を基に会社を立ち上げた訳ではなく、元々はホームセンターを経営されていて、50歳を迎えるまで頑張ろうと続けていた。そこから紆余曲折あり、最初はお断りしようと思った社長就任が始まりとのことで、引き受けたはいいもののスタート時から赤字状態でいつ会社が傾くかわからない状態からのスタートというところが、
自分なんかにとっては、身近に感じる事ができ、最初からすべて順調にうまくいっている訳ではなく、全然厳しい状況からのスタートが続いていたこと。そこに対して「何とかなる」「考えるよりもとりあえず動いてみる」「人間力が大切」
という話の内容で確固たる決意や独自の理論という事ではない、誰でも気もちと行動があれば参考になる話がいいなぁと思いながら聞いていました。
ただ、一貫して変わらず凄いなぁと思うのは「飛騨産業」という会社、そして飛騨産業が手掛ける商品に対して誇りを持っていた。それは社長も職人さんも一緒。そして、楽天的な性格から思っていた事はいいタイミングで出会いがあり、ご縁になり、たまたまヒット商品に恵まれと。
そして、人材育成に関してもユニークな内容をお話頂き、秋山木工さんを参考にした丁稚奉公制度
1年目で家具手加工、2年目で家具機械加工の基本をマスターし、課題作品をいくつか制作します。授業料は無料で返済不要の奨学金を毎月8万円程度を支給
人材育成、人材教育とすごく大切なのは頭でわかってはいるつもりでも
実際に、もろもろかかる費用と戦力になるまでの期間
とは我慢というか待つというか、社長の意思が固まっていないと難しいところだなぁと実感しながら
自分自身もそこに対しては、お金に、時間に余裕を持って度量の大きい人間になりたいと強く思うところです。
次回は1月10日に思風先生の講演「完成論哲学とは1」になります。