釈先生の講話会

本日は
釈正輪先生の月1講話会に参加
テーマ:仏教は宗教ではない
仏教は仏道であり、宗教ではない。
言い換えると仏教は思想である。
というのを教えて頂きました。
お釈迦様(ガウタマ・シッダールタが本名)の誕生から亡くなるまでの内容を事細かく教えて頂き
神様、仏様と手を合わせて拝むのを望んでいたのではなく、自分自身の心に向き合う事を説いていたという事で
「人間の心の中から全て苦しみが生まれる」

心の境地を仏道と捉え
それを四諦という言葉で
苦諦:苦という真理(このなかに生きる悩み、老いる悩み、病気の悩み、死ぬ悩み)
集諦:苦の原因という真理
滅諦:苦の滅という真理
道諦:苦の滅を実現する道という真理
という事で4つの苦しみがさらに細分化して四苦八苦という言葉が生まれた。
お釈迦様は上記の様な悩み、苦しみを
心を正して不安を少しでも和らげていく為に
正しい言葉、姿勢、反省をする事が大切
そして
「使命があって意味があって生まれてきている」

幸せになる為に私のことを認めてくれる人がいて、私の周りにいる事が大切とお釈迦様が説いている。
私と相手
同じ目線で見てくれる、認めてくれる人がいる時に
カルマというのが浄化され
ブッダになっていく
(なお、ブッダは誰という事ではなく誰でもなれるとの事で悟りし者の名前)
その為にも対話説法を重視して行っていたとの事です。
つまり、絶対的な権威があって、これでなければいけない!という事ではなく、その人その人に合わせて同じ目線で見ていたという事かなと思います。
お釈迦様は現在のインド(当時北インド、現ネパール)でシャカ族(シャーキャー族)の王様として29歳までは過保護に豪遊生活をしていたが、外の世界を見た時にこれではいけないという事で6年間修行に出て何故生まれ、老い、死ぬのかを問い続け、その後80歳の2月15日に亡くなるまで対話説法を続けていたと。