自分で考えたものは自分で創り、自分で売る

今月の東商新聞に坂本先生の記事がありましたのでご紹介致します。

不況により大きく業績がぶれてしまう企業の問題は、自身が所属する業種に問題があるわけではない。
例えばモノづくり産業は、モノづくりそのものの問題ではなく、また小売商業も商圏や売り方、あるいは大型店等に
関する問題でもない。このことは、今期待大きい農業等においても同様である。つまりこうした企業の最大の問題は、本来企業が持つべき「研究」「生産」そして「直販」という
3つの機能を持たず、その経営機能が単機能しかない点である。言葉悪く言えば研究機能しか保有していない企業の社長は研究所長であり、生産機能しか保有していない場合は工場長であり、また販売機能しかない場合は店長ということになる。
わが国の全ての企業が「自分で考えたものは自分で創り、自分で売る」という「販売一体型企業」「2.5次産業型企業」「6次産業型企業」に進化したらこの国は再び力強く成長発展する。

坂本光司