第2回中今の会

①中今の会は、36歳以上で若獅子の会を卒業したメンバーが集う人間学の勉強会

 

②この中今というのは、上の世代と下の世代を紡ぐ責任ある世代として、「中今」という言葉を用いています。その意味からもありますように、相方や子供のみならず、両家のご両親・祖父母・先祖に至るまで大切にしていくことを考え直す会でもあります。

③そうはいっても…36歳以上になると皆さん責任があったり、家庭の雑事にも多く追われることにもなりますので、現状中今の会は(ⅰ)季節ごとに、(ⅱ)ご家族同伴を可能とし、(ⅲ)人間学や「中今」としての在り方を、食事をしながら楽しく語り合う会

中今にはいろんな意味があり

熊野大社の象徴である八咫烏【やたがらす】
八咫烏は三本の足

日本を統一した神武天皇を、大和の橿原まで先導したという神武東征の故事に習い、導きの神として篤い信仰があります。

八咫烏の「八咫」とは大きく広いという意味です。八咫烏は太陽の化身で三本の足があります。
この三本の足はそれぞれ天・地・人をあらわす、といわれています。

天とは天神地祇、すなわち神様のことです。地とは大地のことで我々の住む自然環境を指します。
つまり太陽の下に神様と自然と人が血を分けた兄弟であるということを、二千年前に示されていたのです。

日本の歴史における八咫烏の出現はきわめて古く、『古事記』『日本書紀』『延喜式』をはじめ、 キトラ塚古墳の壁画や福岡県珍敷塚古墳横穴石室壁画、千葉県木更津市高部三〇号噴出土鏡、世界最古の油絵である玉虫厨子(法隆寺蔵) の台座にも見ることができます。


三本足
・未来
・過去
・今
もしくは
・天→宇宙
・地→地球
・人→ひと

という意味があります。熊野三社も未来、過去、今という意味があり、
三社を回ることが未来・過去・今が統合されます。

古神道では
【中今に生きる】という言葉がありますが、
・未来過去今
・天地人 
これら全てを含んでいるのが、
【中今→なかいま】

 

平澤興先生の生きよう今日も喜んでを題材に

平澤興先生は京都大学総長を務められた神経解剖学の世界的権威。

「喜び」をキーワードにしたポジティブな言葉が多く
自分は常にまわりの方々の助けがあって生かされている
そんな気持ちを改めて感じさせてくれます。

分かりやすくも深い言葉が多いです。

「私は生老病死と四苦と考えず、四喜とみているのである。一年に四季がある如く、生があり、老があり、病があり、死があるということは面白くそこに喜びがあると思っている」

「けしからんと怒るよりも、気の毒だなあとゆるしてあげなさい」

「成長するためには、苦難が喜びであると思うようになることです」

「希望をもって生きることの出来るのは、人間だけである。希望の内容が人間の格を創る」

「教育とはいかに相手を誉めるかの研究である」