WEBでお世話になってからかかわらせて頂いておりますロボット、AI、IOT
現在メディアに多数出てきて興味を持たれている方も多いと思いますが、実際にロボットやAIを提供している(活用している)会社やサービスの事例など、今回セミナー開催にてご紹介。
まず、人工知能の研究の歴史は、「ブーム」と「冬の時代」の繰り返しと言われる。人工知能という言葉は1956年に生まれ、第1次〜第3次(現在)
第1次ブーム(1950年代後半~1960年代)では迷路やパズルを解いたり、難しい定理を証明する人工知能が登場し、世界で注目された。ところが現実の課題解決には使えない弱い側面があり、ブームは冬の時代に。
第2次ブーム(1980年代)はコンピュータに知識を入れ、様々なことに対応出来るシステムは出来るが、知識を記述、管理すること、膨大なデジタルデータを取り扱うことが難しいため、1995年ごろから再び冬の時代に。
第3次AIブーム現在は第3ブームが起きており、背景にあるのは、
- 深層学習による機械学習の情報科学
- ビッグデータの普及
- 高度な処理をリアルタイムに実現することができるようになったこと
- ディープラーニング用いた、ワトソンや将棋のプロジェクトのような印象的なプロジェクトの発足
- 人工知能の影響力や脅威の伝達
(スティーブン・ホーキング博士や実業家のイーロン・マスク氏ら著名人が「人工知能は人類を滅ぼすのではないか」と懸念を表明された)
など、いくつかの要因が重なって今の第3次ブームがあると言われている。
『MiLAI』を提供しているリトルクラウド神原社長から
実際にAIってどうなの?何ができるの?とビジネスシーンにおける活用についてを中心に解説頂き
現在のAIにおいて実際にお金を生み出している(活用出来ている)のは画像認識技術
AIには
画像認識(ディープランニング)
自然言語
分析
などざっくり4つに分類され、まだまだ実用化に至っているケースは少なく、やろう!と思っても何から手をつけていいか、どう活用するかの重要な要素において、現場を見ながらAIを提供する技術の会社と導入する会社さんを結びつける仕事をされています。
重要なのは「継続的な経営」とのことで、技術のみに目が行っているケースや新しいからという理由では環境、状況の変化を理由にダメになる(結局やらない、長続きしない)という事で、
今この技術を取り入れることにより3年後、5年後にどう業務が効率化、削減などが見えているかが大切とのことでした。
次にロボットに関して
ロボットスタート 株式会社望月さんから
ロボットについては、おそらく興味ある個所として「人間の仕事が奪われる」というところと思いますが
現状、そのロボットを構築し使いこなす人間の人材不足!が課題で
データサイエンティスト、人工知能の領域に精通した人材の不足、AIも同じく技術はおそらく数年で浸透すると思いますが、実際に日常生活や仕事、業務上にどう活用するかの提案の部分まで見れる方の人間が少ないということ。
個人的に、ロボット&AIの普及によって人間らしく人間の良さを活かされるのが
- クリエイティブ
課題の特定にいたる枠組みや新しいコンセプトをデザインすること、またアイデア、新しい組み合わせを着想(ひらめき)、通常では発想に至らない仮説を導き出す力 - リーダーシップ/マネジメント(人を動かす力)
人と人が行うデリケートかつ複雑なコミュニケーションを行い、人々を奮い立たせて勇気付け、人々をある目的に導き、目標を達成させるための意識付けるなど、意識に働きかけて人を動かす - ホスピタリティ・課題解決
人が感じる潜在的・顕在的な課題と向き合い、自分ごととして不便、不満など「不=問題」を解決・解消するための働き
反対に「正確性を要求される」「単純作業・マニュアル化しやすい」「システム化することで計算、算出できる」職業はなくなる可能性が高いと。
となると、機械を「どうマネジメントするか」が今後重要性が高まるところと思われ
「正しい問いを投げかけること」
「AIやデータ領域を理解し、自動化をさせるために枠組み化をして回すこと」
などの活用の部分に人間が重要になってくる事で、
ロボットコンサルタントやマインドアドバイザー?物流コンサルなど
実務を行う前段階や実務を行った後どう変化した姿をイメージし提案出来る人間が求められると。
マインドも注目しているところでもあり、
ロボットとAIの進化で価値観や自身の幸福にどう影響するか?
↓
PC,インターネットの発展によって幸福を得られた人もいますが、逆に仕事が減少、仕事におけるマイナス面(社内では重労働環境、外では何をしているか見えない、わからない活用できていない)コミュニケーションが希薄になった
などなど
プラスマイナス両面あると思います。
きっとロボットも進化すれば、心の相談ロボット君の様なロボットも出てくると思いますが
「幸福度」「自分のあり方」などをAIでどこまで食い込むことが出来るのか、興味あるところです。