5月20日開催 関東若獅子の会

次回、関東若獅子の会が5月20日(土)開催

◆勉強会  15:00-18:30  (開場14:30 着席14:55)
◆懇親会  19:00-21:30ごろ

会場:◆勉強会  致知出版社 社内道場(地下1回):渋谷区神宮前4丁目24番9号

今回は先日亡くなられた 

渡部昇一先生を偲んで

昇一塾メンバーと共に個別に先生の著書をもう1度見直す事をしながら。致知に連載もされていた渡部昇一先生

知的生活の方法を振り返ると

未だに渡部先生のカントについては、、書籍の中で「カントの様に朝5時に起きろ」というのと、カントの純粋性理性批判を読んでも何の事やら・・?カント君?という理解しかできない自分ですが、、

端的に言うならば「興味を持ち続けて読み続ける」ことの大切さ。それは、自分にはカントではないものの、サルトル、キルケゴールといった実存系の人達の強烈な思想に興味を惹かれる所があり、書籍に興味を持つきっかけとしては

実存は本質に先立つのか?

サルトル「嘔吐」

キルケゴール「死に至る病」

等々、カントやハイデガーは難しすぎて理解不能領域に入っていたのですが、人は何故生きるのかを考えていた頃、実存系の書籍や考え方については、染まる事はなくても興味を持って読んでいたというのが先生曰くの繰り返し繰り返し夢中になって読む事の大切さなのかなと思いますと共に、答えがありそうでない所に理解や解釈が他の人と異なる点が絶対的な答えを出す事が出来なくても深い理解が出来るのではないか?と思います。

よく言われていたのが実存系はマイナスだからダメ、暗すぎる、神を否定している
という事に対し
人は実存的な生きかたしかできない限定的な存在であることを自覚し、実存的に生きるしかない。生きている以上 いろいろな困難な壁にぶつかる。支配者の言う通りにするのではなく、一人で決断し、一人で飛んで超えるしかない。この決断するのは誰か?
私でしかない。私が飛ぶぞと強く意志を持って、壁を乗り越えるしか、壁を乗り越える手段は無い。

というアンガージュマンマンの思想やニーチェ曰くの超人の考えなどなど。。
神を否定ではなく個が神を超えたところでの自立が必要という考え

唯一、大学のゼミで学んだ内容でありました。

あなたは繰りかえして読む本を何冊ぐらい持っているだろうか。それはどんな本だろうか。それがわかれば、あなたがどんな人かよくわかる。しかしあなたの古典がないならば、あなたはいくら本を広く、多く読んでも私は読書家とは考えたくない。知的生活の方法で記載されているのは「繰り返して読むに耐える書物」。だからこそ、千年後二千年後まで読み継がれていくものなのだ。つまり、現在発表されている書物の中にも、何パーセントかは、古典の本質を秘めている書物があるということ。新しい本でもいいのだ。それが千年後も残っていれば古典になるのだ。何度でも繰り替えして読みたい本、実際何度も読み返している本、何度読んでも感動を新たにする本、要するに愛読書こそが私たちにとっての古典だということ。

 

「知的作業、知的生産で最高に充実した成果を挙げるためには、絶対に途中で中断してはならない」の御言葉を忘れずに。

 

個人的には小野田さんとの対談の話が印象的でした。