釈正輪先生の教え「日本人はどこからきたのか」

昨日は
釈正輪先生の講話会
日本民族考察 (日本人はどこからきたのか)
日本人はアイデンティティを失ってしまっている。
政治にも経済にも依存する事なく、我々自分自身が日本人としての自覚を持ち、変わっていく為にどの様な調和が必要になるのか?
というのを和の精神を基に
聖徳太子の「和をもって尊しとなす」をご説明頂きました。


釈先生の紹介
禅・真言・天台の各宗を研鑽
中部の霊峰高賀山で「千日回峰行」(せんにちかいほうぎょう)を達成、大阿闍梨(だいあじゃり)となり、密教の荒行「入水往生」(じゅすいおうじょう)並びに山岳回峰「六社巡り」を復興、25年間にわたり継続する。
しかし形骸化した僧界に疑問を抱き、普遍的根源を求め、世界宗教の聖地巡礼を行う。中でもヨルダン川での洗礼や、イスラームの聖地、マッカ大巡礼は偉業と 言われている。更に、マザー・テレサの信仰実践とダライ・ラマ十四世の宗教的覚醒に触れたことが、宗教活動に大きな変化をもたらした。
世界の皇室関係や国家元首をはじめ宗教指導者との交流も深く、特にスリランカ大菩提会会長バナガラ・ウパテッサ大僧上とは旧友の仲である。
日本国並び日本人の生き方を提唱、再認識し実践とする日本大僧伽(やまとだいさんが)主宰
これからの日本は
和の精神を持って世界に飛び立つ!

それが日本人の宿命ではないかと

日本が世界を救っていく(和の精神で)
過去を辿ると
1624年徳川家光の時代に
タイと貿易していた(当時はアユタヤ王朝)朱印船貿易
山田長政をはじめ、3千隻、述べ1万8千人が行き、植民地支配ではなく文化を教え、技術を教えていたと。
戦後のチリ、アルゼンチン、ペルーなど
60万人近くで現在は4世の方々が多数いる
プランテーションでの小作などが主であったが、初期の移民は白人地主に搾取される事も多かったため、成功に至れずに潰えてしまった者、帰国した者も少なくない。
日本人の特質とも言えるきめの細やかな管理が重要となる養鶏や果実栽培等の分野を中心に徐々に成功する者も現れ、ブラジルでは大地主になる者も現れた。これらの成功者の功績等により、日系人は移民受け入れ国内でも一定の評価を得るに至り、”nikkei”と言う単語が認知される程になった所が多い。と
そんな現在の不安定、不確実な世界の中で
日本、日本人は伝統、文化、精神が世界に誇れる事であり
尚且つそれが貢献出来るのではないかと
(いう事を自分なりに解釈しております)
和の精神は
単に仲良くという事ではなく、争い耐えないこの世の中にあって、たとえ相手がどのような者であれ、それを赦し、受け入れ、認めるという事。責め裁き、恨み憎み、否定することではなく、許し、祈り、活かすことそして、これこそが正に私たちが先人たちより受け継いできた、和の精神の基である事なのかなと。
釈先生曰く
日本史においては8世紀頃までしか研究されていない。
しかし重要なのはその前の段階であると。
昔の昔を辿ると
私たちが教えられてきた「日本人は単一民族である」⇒ここが間違い
祖父母の世代では
尋常小学校では「神様の子孫」と習い
天照大神とスサノオノミコトの日本神話があり、そのおふたりから続いていく日本人は神の直系の人間とされていた。
それに対し、旧約聖書の創世記では「土から神が人間を作った」との事
とここまで前置きで
「日本人は多民族である事(⇒ここ重要)との事です。
※世界で類を見ない位血が混じった多民族
現在の教科書では縄文人からスタートする形になっているが、
既に縄文時代には下記の様な民族がいたと。
宮古島や沖縄近辺のクマソ
鹿児島のハヤト
出雲のオロチ
難波のツチグモ
関東から岩手、青森にかけてエミシ
北海道のエゾ(アイヌ)
これらの民族は全て船に乗って狩りをしていた。
教科書にある様で無いこの紀元前の民族がどの様にして生まれたのか?どこから来たのか?
等々を講話会の中で聞く事が出来ます。
そしてお伝えすべき内容というのが
・上記の様な事を知らないor知るきっかけの場を作らなければいけないなと。同時に我々の祖先にあたる方々が素晴らしい文化、活動を海外に向けて展開していたという事
まだまだ幕末や戦国時代しか興味の無い人が多く、自分もそのうちの1人で
和の精神、和の文化を紐解いていくと
知らないことが多々あり、新たな気づきを与えてくれます。
2013年度 講話会の内容
1月  日本民族考察 (日本人はどこからきたのか)
2月  日本とイスラエルの類似(西の始まりと東の終わり)
3月  聖徳太子と十七条憲法(太子は何者か)
4月  釈迦の教え (仏教は宗教ではない)
5月  ミロクと秦河勝 (弥勒菩薩の正体)
6月  華厳経と相対性理論(アインシュタインは何を発見したのか)
7月  世界の宗教考察 (世界の宗教を学ぶ)
8月  日本の新興宗教 (肥大化する新宗教とは)
9月  新エネルギーと日本再生 (原子力発電の有無)
10月 日本再生 (資源と技術が世界を救う)
11月 日本企業の役割 (日本フリーメイソン)
12月 母の国・日本 (東アジアの思想と日本の使命)