第78回「いい会社」の法則実行委員会 関西勉強会

●日時:2018年5月30日(水曜日)18:30~20:30ごろ(開場18:15)
●会場:梅田生涯学習センター 第6研修室(3月と同じお部屋です)
住所 〒530-0001 大阪市北区梅田1-2-2-500 大阪駅前第2ビル5F
●会費:お1人1,000円(資料代)
●持参:筆記用具をご持参ください。

以前参加の大阪勉強会から

「いい会社」は売上高だけでは成立しない

一般的には、会社の豊かさが「売り上げ」で決まるとされるケースが多い
(金融機関の融資、上場の基準になるなど)

目標に売上高を設定している会社も多いが実際には、売上高があっても利益がないことも多々ある中で大切なのは

利益は、何によって(どんな行動によって)作られるのか?
という事を解説頂きました。

背景として

社長の中には、「○○さんには(報酬を)払いたくない」
と言う人が居る。理由は共通していて、「成果を出していないから」
「やることをやれば、ちゃんと払う」と説明される。

では、果たして何が成果なのかをしっかりと説明しているか、やる事をやればのやる事が何なのか?が浸透しているかがあってこそ初めて口にして発言出来る事であり、明確な提示が無い中成果を上げろ!やることをやれ!と言われても改善される事はなく、常に不平不満が生じる原因となってしまう。

まず、経営者の考え方として給与は、前月度の労働に対して払われるものだというのが定説だが、「来月の仕事への参加費」だと思えば見方が変わるだろう。

いい会社の社長に共通して考えているのは
この会社に参加して頂ける参加費として考えている。

そういう気持ちであれば参加費で参加してくれるのだから参加してくれてありがとう。その様な気持ちを持つ事が出来る社長だからこそいくら払ってこの位は働いてもらわないとという事にはならない。

見学先の会社においても

お金で返すのではなく、伊那食品さんであれば働きやすい環境と仲間で返す

未来工業さんであれば休日で返す

報酬以外に何をあげれるかを考えて働きやすい職場を提供するか考えているのがいい会社に共通する社長の考え方


「雇用継続への必要条件は時間管理である」

をテーマに社員の健康、家族への配慮(長時間労働により家庭生活に与える影響)を考慮しなければ長期的に見て社員さんが長く働ける職場にする為にも安心出来る職場を目指すには時間管理の意識が求められるという内容で解説いただきました。また、「いい会社」の経営者に共通して見られる時間の考え方として「時間は感覚的なもの」というのが挙げられます。

働きやすい職場を創る、理念を浸透する、社員教育を行って現場に活かすというプロセスに対して、いつまでにという視点よりも「この人ならこの位時間をかける必要があるのではないか」という決まった時間に対して決める事以上に、この人が育つまでには!浸透するまでには!という感覚の視点からどの位の時間をかけるべきかを見定めていく。


「幸せにする仕組みは、内なる変革」

不景気、地域(周囲の環境)、従業員への不満を嘆く中小企業がある中
何故過疎地と言われる場所で「いい会社」が存在し、衰退産業と言われる業界で黒字化を達成し続ける会社が存在するのか?

原因を周りのせいにせずに、自分、自社を変える事によって「いい会社」になっているケースが多い!

見学会で訪問する会社において、必ずしも最初から「いい会社」であるとは言い難い会社もあり、何かしらのきっかけがあって、その後「いい会社」になる要因が含まれています。
そこには
「人を土台に、人の幸せ、地域の幸せを考え、その為に事業化する」
という決断をされた経営者が多いのが共通して見られます。

問題は内側、とりわけ社長の心の内側にある「制約」が障壁になっている事が多い為、その制約を取り払う為に
いい会社にいしたいなら
・赤字だったらごめんなさい。
・社員には「ありがとう」
を社長が言える会社。