昨今の不況下で業績のいいIT企業をチェック

今回は
グリー、ディー・エヌ・エー、ぐるなび、カカクコムなど
現在の状況下の中でも業績を伸ばしている企業の決算状況、新規に取り組んでいる
サービスを記載致します。
※単に単価が安い、サービスが安いという事ではなく、
C側(消費者側)に対して新規でサービスを展開している
企業が現在の不況下の中でも業績を伸ばしている様な気がします。
グリー(東証)、平成21年6月期第3四半期決算を発表。
TV-CMなどプロモーション順調で
累計期間の業績は
売上高が88億円
営業利益57億2900万円
経常利益が56億9600万円
四半期純利益は30億4600万円
ユーザー数の拡大に向けては、大手通信事業者との連携やTV-CM放映等による
プロモーションに取り組み、平成21年3月末には「GREE」のユーザー数がモバイル・PC合計で
986万人!
探検ゲーム「探検ドリランド」及び携帯ガーデニングゲーム「ハコニワ」といった、
有償アイテム利用を伴うエンターテイメント性の高いSNS連動型コンテンツを新規投入致したほか、
「Yahoo!ケータイ」ユーザー向けに有料課金サービスの提供を開始した。
■「モバゲータウン」のディー・エヌ・エー(東証)決算、増収増益に
 「モバゲータウン」などを手がける株式会社ディー・エヌ・エーは、
平成21年3月期の決算を発表した。
連結売上高は前期比26.5%増の376億700万円
営業利益は同25.1%増の158億4300万円
経常利益は同25.6%の160億9900万円
当期純利益は同17.4%の79億5600万円
秋以降の世界的不況下においても、携帯電話向けサービスは堅調。
特に、携帯総合ポータルサイト「モバゲータウン」を収益、トラフィックの中核とし、
アフィリエイトネットワーク「ポケットアフィリエイト」、携帯電話オークション「モバオク」、
携帯電話専用ファッション系ショッピングサイト「モバコレ」
携帯電話向け総合ショッピングサイト「モバデパ」等も「モバゲータウン」との連携を引き続き
強化することで、サービス間シナジーの最大化。
■ぐるなび(東証)、平成21年3月期決算発表。外食産業厳しい中、業績のばす。
平成21年3月期決算を発表。
売上高は前期比28.3%増の200億1100万円
営業利益は前期比43.9%増の39億1300万円
経常利益は前期比45.3%増の39億8400万円
当期純利益は前期比50%増の22億5900万円
同社が対象とする外食産業市場は不況による来店者、単価減により厳しい状況。
こうした状況を同社は、より効果的な販促が必要とされる環境ととらえ、提案活動を展開。
PCについては、9月に「ぐるなび」トップページの表示幅を
740ピクセルから950ピクセルへ拡大し、全体的に見やすく情報を探しやすいようリニューアル。
同月に、店舗ページやYouTubeで動画を公開できる「ぐるなびチャンネル」、
Googleツールバー用「ぐるなび専用カスタムボタン」を公開。
また、「みんなの口コミ」や「お店のブログ」といったユーザー・店舗参加型コンテンツ
の利用促進により、アクセス数の向上を図った。
モバイルにおいては、国内すべての携帯キャリアの公式サイトとなった。
■カカクコム、大幅増益増収、営業利益経常利益が2倍に。
同時にCCCの持分会社に移行し、業務提携。
価格比較サイトの株式会社カカクコムが、
平成21年3月期の決算を発表した。
売上高97億1300万円(前年同期比39.9%増)
営業利益が39億1400万円(前年同期比104.4%増)
経常利益が39億3600万円(前年同期比103.9%増)
純利益が22億7100万円(前年同期比73.8%増)
主力の価格.comでは、大手家電量販店からの商品出展数の増加した。
また、平成19年10月にスタートしたモール横断検索サービスが奏功。
改めて、次回のブログでは具体的なサービス内容をご紹介したいと思います。