2014年9月10日LFC株式会社様訪問

本社到着後、まずはウェルカムボードの前で記念撮影。ウェルカムボードに参加者全員分の名前が入っていたことに感銘を受けました。LFC様の「歓迎」は続き、お話を伺う部屋に入ると、自分の名前が入った「一期一会 出会いに感謝」というA3の紙と名前が入った紙を封入したポケットティッシュが机の上に置いてあり、自分のことを名前入りで迎えてもらうことがこんなに嬉しいものなのかと改めて思いました。

 

 

見学会に先立って、まずは監査役の粥川氏から会社概要等のご説明を頂きました。

初めに粥川氏のおっしゃった、

「倉庫業にとって、商品はスタッフの皆様。スタッフがいきいきと働くことによって、商品の安心安全や品質改善につながる。」というお言葉が、LFC様の目標である「社員が幸せになる会社」と結びつき、この時点で「いい会社」であることを確信しました。

見学者アンケートにも重要な意味合いがあり、直接お客様からの声を頂く機会があまりないLFC様にとっては、このアンケートがお客様への指針の参考になるとのことでした。後に体感するのですが、ここで「なぜアンケートを取るのか」という理由を知ったことにより、いつも以上に広い視点で見学ができたように思います。

 

 

会社概要のご説明の次は、朝の清掃と朝礼へ参加しました。

「いい会社」は清掃に力を入れている印象がありますが、LFC様も毎朝15分、就業時間内に清掃を行っています。トイレ掃除を見学時、井上常務がトイレのタンク部を素手で取り外し、ブラシでこすりながら「社員が行った後、幹部がプラスアルファの部分を見る」とおっしゃっていたのが印象的でした。

 

「障がい者雇用は社会貢献としてやっているのではない」と井上常務がおっしゃったこと。障がい者の方を雇用する際に「貢献」ということを意識してしまえば「お客さん」として扱ってしまうおそれがあるから、という理由をお聞きした時に、私は自分が「障がい者雇用=社会貢献」という気持ちを未だに持っていたことに気づきました。障がい者の方だけを集めて専用の仕事をしていただくのではなく、会社の中で普通に一般の仕事をして一人前になってほしい。これぞまさしく「家族」という考え方だと思いました。

 

そして二つ目は、「子供見学会」について。この取組みは、社員の子どもを会社に招待するというもので、会社見学や就業体験をして得たお金で昼食を購入するというものです。普段見られない働く父親の姿や、父親が会社に大事にされている姿を目の当たりにする機会は、子供にとってかけがえの無いものではないかと思います。さらに、井上社長自ら接することで、「長」という存在について子供たちは学び、目上の人を敬うという情操教育につながっているのではないかと思いました。