今年7月から9月にかけての合宿についての報告から
(沖縄、高知)
訪問する中で、各社に共通している事が経営方針発表を行っている事。
全員経営(全員参画)を経営方針発表の段階で重要視しており、発表についても社長が決めた内容を知らしめるという事ではなく、まず参加意識をもって頂く事が大切という事で従業員さんの視点に立った活動を基にしている。
そして今回の法則「夢を目的にしない」については、ヤマト運輸の小倉さんを例に経営はロマンだと言った事はない。という事を解説頂きました。また、過去にインタビューした中、自分の経営にロマンを抱いて夢を実現したいです。と言って実現可能性や計画性無しに成功した経営者は殆どいない。
また、NPOを展開されている方にも多く見られるのが
綿密な計画性がなく夢、ロマンを語る事ありきになっている場合は改めて見直した方がいい。
夢を基本にそれだけで情熱を燃やして達成した人はイチロー選手を参考にしてみるといい。
計画的に物事を運ぶのが基本的な考え方にあり、計画がずれたとしても落ち込むことなく修正するというのを身につけている。そうでなければ日米通算で4000本安打という実績は残せない。
逆に天才肌でどこまでいけるかというと
ドラフト1位で入った選手がその後伸びないというケースとよく似ている。
あるべき姿の中に経営理念があるとした場合、どこかで立ち止まっていないか?という質問をよく行う。それは経営者が勝手にはまっていくケースが見受けられる為。
経営理念発表などでもよく見られるのが自分の理念に酔いしれて、周りが聞いていないというケースがある。聞いて下さいという段階でお願いではなく聞け!というスタンス。空想や願望の現れで経営を続けていくのは難しい。例えば昨日思いついた事業が出来ないかと相談に来る場合いきあたりばったりがおおく、人間的にはいい人でも経営者には向かない。